2011年2月7日月曜日

家庭医療出張ワークショップ@山形大学

久しぶりのブログ投稿です。
こちら伊達市は雪もない2月ですが、全国各地で大雪ですね。
雪もある程度ならいいのですが、例年より多くなると大変ですね・・・
昨日行った山形県も、米沢あたりでこの雪でした。

今回は、去年の家庭医療学夏期セミナーで知り合った、
医学部4年生の方からお誘いを頂いて、家庭医の紹介と称して
出張ワークショップをやってきました。

少人数しか集まらなかったので・・・と、
その医学生さんには恐縮されましたが、私達にとっては、
家庭医について知りたい、学びたい、と思ってくれる方がいるなら、
喜んで行きますよ!


ということで、行ってきました山形大学医学部。
山形大学医学部の中に入るのは初めて・・・だと思う。

9時半~12時半まで、前半は私、総論的な家庭医療の紹介、
後半は山形出身でCOMFAM後期研修医のT先生から、
あるケースを通して、家庭医がどのように考え、動いているかを
紹介するワークショップでした。

医学生は1年生から、看護学生さんも来てくれて、
10人も集まってくれました。
「家庭医に興味はあったけど、よく分からなくて来てみた」とか
「友達が参加するというので、面白そうだから一緒に来てみた」とか
いろんな参加のきっかけがあり、皆さん真剣に取り組んでくれ、
それぞれの立場で、家庭医について理解を深めて頂けたようです。

素敵な場を企画・提供してくれた医学生さん、そして
参加してくださった皆さんに感謝です。

こんな出張ワークショップ、後期研修医の私たちもご要望に合わせて提供できますので、
学生さん、研修医さん、その他の方でもどうぞご連絡ください!

以上、出張ワークショップ報告でした~
↓ 美味しかったです♪

FaMReF in 相馬

2月5日(土)に当講座月例のFaMReFが相馬で開催されました。

FaMReFとは、Family Medicine Resident Forumの略称で、毎月1回、定期開催しています。
地域・家庭医療学講座の後期研修医による「家庭医を特徴づける能力」に基づいたプレゼンテーション、招聘講師及び地域・家庭医療学講座スタッフによる家庭医療に不可欠な知識のレクチャーなどを通し、家庭医療についての理解を深めるだけでなく、家庭医として患者さん・地域に提供できるケアの可能性を広げていくことを目的としています。

この時期の相馬といえば「カニ」ですが、はやる気持ちをグッとこらえて先ずは「公立相馬総合病院」で勉強!勉強!
最初は「目で見るふりかえり」と題して、高澤 奈緒美 助手のプレゼンでした。
英国家庭医学会で用いられている日常診療のスキルの形成的評価法の1つであるConsultation Observation Tool (COT)を示しながら、保原中央クリニック家庭医療科におけるビデオレビューシステムを活用した振り返りの取り組みが紹介されました。
今後の当講座における診療スキルの評価法確立にむけてきわめて重要なディスカッションになったと思います。
続いて葛西教授によるCinemeducationは、「ビューティフル・マインド」(2001)が題材でした。いつもよりも時間が取れたので久々に充分なディスカッションができました。心身疾患をかかえる患者への深い愛情を取り扱った映画のシーンを通した議論から、患者さんとの関わり方について学ぶことができました。「論文書こうね~」という教授からの影のメッセージもあったらしいのですが…(汗) まったく気付きませんでした!
最後に、地域・家庭医療学講座 2011年度プロジェクト会議が行われました。喜多方および双葉地区の地域・家庭医療センター立ち上げ準備進捗状況の報告と、地域・家庭医療学講座の2011年度における各プロジェクトリーダーの選出をおこないました。また、当講座が県内各地で管理・運営していく地域・家庭医療センター共通のシンボルとしてロゴマークを募集することになりました。

さて、会場を割烹「松風」さんに移し、お待ちかねのFaMReF in 相馬の第二部 通称「蟹ReF!」の開幕です。
4年連続で参戦できる幸せに恵まれたことに感謝しつつ、これ以上自分だけで楽しむと、天誅がくだりそうだったので、今回は家族連れで参戦させていただきました。2歳児をはじめうちの怪獣どもに付き合ってくださいました皆様に感謝です。しかしまあ、いつも思うことですがここのズワイガニはスゴスギル! 至福の時はあっという間に過ぎて行きました。
また一年、辛い時は相馬のカニを思い出したいと思います。

追加:写真は翌朝の松川浦「いちぼう旅館」からのぞむ朝日です。