2009年8月17日月曜日

夏のイベント その2 家庭医療学夏期セミナー

お盆になり、ようやっと夏らしい日差し、暑さがやってきた伊達市です。

この夏は台風や地震などの天災が多いですね。
被害を受けた方々には、謹んでお見舞い申し上げます。

さて、家庭医療、夏、と言ったらこのイベントは外せません。

「医学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー」

今年で第21回を迎えたこのセミナー。
昔は参加者よりも講師のほうが多かった時代もあったそうですが・・・
最近は毎年百数十人が参加する大きなセミナーになりました。
何よりも、有志の学生の皆さんが運営をしているというところがすごいし、すばらしいですね。

さて、我々福島医大地域・家庭医療部のメンバーがらみでは、
「どうやって家族へ関わるか ~ロールプレイで学ぶ家族志向型ケア~」
「患者さんと話したくなる 診療コミュニケーションはじめの一歩」
の2つのセッションで講師を務めました。

どちらも、家庭医療のコアである患者中心の医療を実践するにあたって、
とても重要なコンポーネントであると私は考えています。



「家族志向型ケア」は、奈義ファミリークリニック、医療生協家庭医療学レジデンシー・東京、
そして亀田ファミリークリニック館山卒業生、そして福島医大の私、という、
何ともバラエティに富んだ4人組でのセッションでした。
参加者としてこのセミナーに参加したのがきっかけで仲良くなった4人なんですね、これ。
こんな仲間と一緒に学べるのは、うれしいことです。

そして今年新ネタの「診療コミュニケーション」。
こちらは福島医大地域・家庭医療部の後期研修医でコーディネートしました。
学生時代、研修医時代、自分たちがどんなことに困っただろうか。
そんなことを思い出しながら企画したセッションでした。
コミュニケーションは難しいかもしれないけれど、その難しさを分かった上で、
自分の個性を生かしながら、ちょっとしたコツをつかうといいよ、
ということが伝わったらいいな、と私は思っていました。

参加者は若い学年の医学生から初期研修医の皆さんが中心で、
家庭医らしさ、家庭医の考え方というものに触れてもらえたかな、と思っています。

私たちは後期研修医、というまだ修練途中の身ではありますが、
家庭医療の面白さ、奥深さ、楽しさを若い皆さんに伝えることも、
重要な役割であると思っています。

実際、ロールプレイでしどろもどろだった学生さんが、
セッションの中で学び、どんどん身につけていく様子を見せてもらい、
私たちもうれしく、楽しくセッションをやらせてもらえました。

こういったセミナーでなくても、知り合いを集めて勉強してみたい、
セミナーには出られなかったけど、セッションを開いてほしい、などのご要望があれば、
ぜひ出張勉強会などもやってみたいな、と思っています。
(学生さん、気軽にリクエストお待ちしています!!)

ということで、やっぱり夏期セミナーに行ってエネルギーをもらって帰ってきた私でした。

2009年8月12日水曜日



お世話様です。










8月6日と8日の2日間、名門・かしま病院にて「キッズ医者かしま」なるイベントが開催されました。

今話題(そうでもないか?)の職業体験キッザニアをほぼ完全に再現した、完全にパクった、子ど
もの夏休み病院職業体験です。

そもそもの発端は、石井・星両氏との7月の首脳ミーティングで、かしま病院から何かを発信しよう、と足りない脳みそをしぼりだして発案した企画です。おじいちゃん、おばあちゃんへの健康講座はすでによくやっている、次は子どもだ、と短絡的にとびついた内容ですが、とてもいい発案ではなかったかと思っています。

目標は子どもに真面目に、本格的に医療を体験してもらい、かつ夏休みの定番・自由研究を終えてもらうこと、そしてそれを見ている親御さんに感動を与えることでした。

今回は初めてであったのでジャブ程度に10人弱くらい集めてやれればいいかと思っていましたが、募集してみると結構応募してきてくれたため、30人を二回にわけて開催しました。

内容は、キッズの診察体験(レントゲンまで読んでもらいました)、BLS体験、院内見学などです。白衣、聴診器、ネームカードを準備し、テキストを作成、書き込んで行ってもらうと自由研究の型になるようにしました。

ありがたくも司会をやらせていただきましたが、時にスベり、またスベりしながら、粛々とすすめることができました。ずいぶんたくさん汗をかきました。

終わった後の印象、フィードバックのアンケートをみるとみんな楽しんでいってくれたようでなによりでした。来年も全員が参加したいと言ってくれたので、改良を加えてまた開催したいと思います。
超ローカル新聞にもとりあげてもらえました。将来的には定番行事となり、未来を担う子ども達に医療に関心をもってもらい、地域の健康増進につながればよいな、と思います。

今回自分にとって印象的だったのは、病院職員の方に準備を手伝ってもらったのですが、その手際のよさでした。とても勉強になりました。ありがとうございました。

基本的に、だれも損しない(よくいうWin-Win)類のものなので、これからも他にもさまざまな企画を行えればよいと思います。








2009年8月10日月曜日

夏のイベント その1 サマーフォーラム @ 只見


なかなかはっきりしない天気が続く、ここ伊達市です。
米の生育が心配になる今日この頃。

さて、地域・家庭医療部では8月1日・2日に
“家庭医療サマーフォーラム in 福島 2009 @ 只見”を開催しました。

私自身は所用で参加できなかったのですが、
 「家庭医療の現場におけるコミュニケーション」
 杉本なおみ先生(慶應義塾大学看護医療学部 教授)
 「地域研究を学ぼう!~山村地域における住民の健康をまもるための連携~」
 早川岳人先生(福島県立医科大学医学部衛生学・予防医学講座 講師)
お二人のゲストにお話しいただき、ブナ林を散策して只見の自然を満喫したそうです。

9月には“フラガールと学ぼう! 家庭医療サマーフォーラム in 福島 2009 @ いわき”
を開催予定です。ご参加をお待ちしています!
<地域・家庭医療部ホームページ サマーフォーラム紹介へ>

2009年8月6日木曜日

福島ってどこ?

福島、辺境の地だと思っている人もいるとおもいます。
そんなことはありません!
便利です。

そこで、こんな案内地図を作ってみました。
というか、秘書さん達が作ってくれました!
ありがとうございます!

2009年8月5日水曜日

M町でのお仕事

只今、仕事の合間に初ブログ。
気分はいつまでも研修医です!
まだ若いので!

現在、F県M町とお仕事させていただいています。
いま、データ分析疲れたので小休止(広報の仕事?)。
健康のこと、医療費の問題、医療を中心とした街づくりの問題・・・、いろいろあります。
先々週は、教○と一緒にM町議会で事業(研究兼ねてます)報告、
先週はF県のほか4市町村との打ち合わせなどしてました。
なかなか、やりがいがあります。
病院・診療所・保健福祉関係だけでは見えてこないものが見えてきて楽しいです。

M町からは、他に小学校・中学校の生活習慣に関しても共同で事業進めていくことに先週決まりました!
なかなかチャレンジングなことですが、日本を背負うこれからの子供のためにがんばるぞ!
みんな、よろしくね。

「家庭医は、公衆衛生と臨床の架け橋」と言ってましたが、まったくその通りだな~って。

できるところからコツコツと。