2007年12月16日日曜日

Jenny先生のFukushima tour & 来年のこと

今日は日曜日ですが、
そろそろお産がありそうなので、院内待機中の私です。

2週間の予定で滞在していたJenny先生、
昨日オーストラリアへ帰られました。
東京でのワークショップもありましたが、
ほとんどの日程を福島で私たちの指導・レクチャーなどに費やしてくださったこと、
大変ありがたく思っています。
私の病院にも来てくださって、研究の話や、臨床の話など、
アドバイスいただきました。

昨日の午前中には、私たちのFaMReF(Family Medicine Resident Forum)に
参加してくださいました。

私が症例提示(Case of the Month)の担当だったんですが、
Jenny先生がいらっしゃるということで、全編英語・・・
英語でのプレゼンなんてやったことなかったんですが、何とか通じたようです。
来年の2月にはオーストラリア視察があるので、もう少しレベルアップしておきたいな・・・


Jenny先生が帰った後、3期生として来年度私たちの仲間になってくれるであろう方の
教授との面接がありました。
昨日来てくださったのは二人で、他の日に面接した方もいるようです。
3期生に少しでも良い研修環境を提供できるよう、がんばっていきたいですね。
まずはオリエンテーションの準備をしなければ・・・

2007年12月11日火曜日

大学院特別講義

今日は小児科外来。
ここでは、まだインフルエンザの流行は来てないようです。
皆さんの土地ではいかがでしょうか?

さて、地域・家庭医療部に滞在してくださっているJenny先生ですが、
昨日は大学院の特別講義として「心不全の診断」と題してLectureをしてくださいました。
私も大学院生なので、午後から時間をもらい、福島医大まで行ってきました。

内容としては、医師が診断するまでの課程での検査の役割、
新しい検査が出たときの信頼性についての考察、研究方法、
実例として、心不全におけるBNPの診断特性について、でした。

勉強不足で、BNPが心不全の診断を除外するのに有用であること、
心不全の予後予測にも有用であることを知り、大変勉強になりました。

ちなみに、Jenny先生のクリニックでは約1日でBNPの結果が届くそうで、
オーストラリアの救急外来では、数十分で結果が分かるようになっているようです。
日本では結果が届くまで2-3日かかるんです、と言ったらびっくりされました。

ということで、大変勉強になった講義でした。
明日はTVカンファレンスでEBMについてお話しいただく予定です。


一つ失敗。
カメラを忘れて、写真を撮れなかったこと。

2007年12月5日水曜日

オーストラリアからのお客さま

こんばんは~!!

寒くなってきましたが、皆さん風邪など引いていませんか。



そして、イギリス視察に行った方々、おつかれさまでした。

すごく楽しそうですね★ブログの写真。

今度のFaMReFでの報告を楽しみにしています。



さて、今週はオーストラリアから家庭医の方が福島にいらしています。

オーストラリアはクイーンズランドにあるボンド大学で教育をしつつ、クリニックで家庭医としても働いているJennyさんです。

金髪の小柄な女性で、ちょっと日本語もしゃべれる可愛い方でした。

福島での滞在は会津からになりましたが、こちらでは月曜日に竹田綜合病院で行われたレジデントセミナーに参加していただきました。

このセミナーでは、もともと葛西教授が竹田綜合病院の初期研修医向けにレクチャーをされているのですが、今回はJennyさんがいらっしゃるので、後期研修医の高澤先生と私が英語でプレゼンをしました。

内容は、Jennyさんの専門である循環器に関するEBMにちなんで、心不全の2症例です。

Jennyさんにコメントをいただきつつ、改めて勉強しなきゃという気になりました。。



そして今日は、磐梯町保健医療福祉センターでの研修にも来ていただきました!

ふだんは外来研修をしているのですが、今日はちょうどセンター長さんの往診があったため、まだ往診に行っていない私とJennyさんが同行させていただきました。

外来は葛西教授と高澤先生におまかせです☆すみませんでした。

会津での往診は私は初めてだったのですが、わりと伝統的な造りの、大きなおうちが多かった印象です。軒先にはたいてい果物や野菜が吊るしてありました。

そして家族がいてちゃんと介護をしている。

たまたまそういう地域なだけかもしれませんが、以前いた東京では独居老人が多かったので、なんだか違いを感じました。

訪問先の患者さんをみて、Jennyさんがオーストラリアと同じ、と言っていたのがおもしろかったです。

介護が必要な高齢者や介護する家族の雰囲気はどこも同じなんですかね。

それにしても、帰りは雪がチラつくほど冷え込んだので、Summerなオーストラリアから来たJennyさんは少し寒そうでした。



これから県内を回られると思うのですが、ひとつプチ情報。

Jennyさんは海老が食べれません。

美味しいのに。



それでは、長々と失礼致しました。

2007年12月4日火曜日

イギリス視察(11月23日)

簡単に今回のイギリスでの活動内容を掲載したいと思います。

次回のFaMRefで細かいことはするので、写真中心・・・





11月23日(Fri)


Royal Colleague of General Practice(RCGP)のofficeへ。ここは、モルガンスタンレー創始者のモルガン、JF・keneddyもすんでいたという建物です。写真撮ってくるの忘れました。


Association Course Organizerの会を見学。この時の内容は、General Practitoner(GP)の来年度行う指導医教育についての内容を検討しているものでした。









次にLondon近郊のRCGPの研修センター見学。これは、高層ビルの19~21階の3フロアにわたるものです。イギリス全土の研修医が専門医の試験のためにやってきます。いくつもの診察ブースがあるのには驚き!
そのほか、在宅でのセッティング、受付まで備えてあるというすばらしいものでした。。。
日本に、こんな施設ができるのはいつの日か。。。
写真は増山先生です。








再び、RCGPオフィスに戻ってバーカウンターでビールをご馳走に・・・
日本だったら、学会のオフィスにバーがあるなんて考えられないですね~






夜は、Roger先生(前RCGP会長)、Richard先生(Cambridge University の医学教育アドバイザー、ハンチントンのGPレジデント教育コースorganiser(どのように日本語に訳したらよいのか・・・)など兼務)、北海道家庭医療学センター卒業生でロンドン大学留学中の富塚先生、地域・家庭医療部からは、今回の視察に参加した葛西教授、増山先生交え夕食会をしました。
ナイツブリッジにあったレストランですが、とってもおいしかったです!
ま、1ポンド235円なので、かなりのお値段しますが。
ちなみに、デザートは甘すぎて全部食べられませんでした。

11月24日に続く・・・