福島県立医科大学 家庭医療学専門医コース
~人生何があるか分からない。いかなる時も我らは家庭医です~
2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災。この時から、私たちは大きな試練を与えられました。当たり前の検査や処置ができない中での外来診療、救急コーディネート、機能を失った病院からの転送対応、そして自分達も被災者。福島県内各地の医療機関へ赴任していた指導医・後期研修医たちは、被災した瞬間から、それぞれの場所で自ら考え、自ら行動していました。まさに、地域住民と共に生き、家庭医療を実践している研修プログラムです。
全ては地域住民の健康のために
【研修期間】4年間
【プログラム】前半2年間は中・大規模病院での各科ローテート研修、後半2年間は診療
所、小規模病院の家庭医療研修となります。1年目からのハーフデーバック、TVカンフ
ァレンス、月1回のFamily Medicine Resident Forumでのディスカッションなどを通して、
家庭医療をより深く学ぶ機会を提供しています。
さらに、大学という特性をいかして、医学生の実習担当、臨床研究への挑戦など、様
々な方向に発展させていくことも可能なプログラムです。
また、特に福島県の住民の健康維持のためにこれから必要な点として、慢性疾患の管理
や疾病予防はもちろんの事、避難所・仮設住宅で形成される新しいコミュニティのケア、
社会不安に対する心理的影響への対策、放射線被ばくに対して正しく認識してもらう活動
などを継続して行う事があげられます。
医師という仕事を務めていれば、誰もがたくさんの困難に直面します。ここ、福島県立医科大学 地域・家庭医療学講座には自分の志を強く持ち、励まし合い、立ちあがろうとする研修医がおり、それを支える仲間がいます。だから、いかなる時も家庭医療を全うできる。それが、私たちの宝です。一緒に学べるみなさんの応募をお待ちしています。
福島県立医科大学 医学部 地域・家庭医療学講座
2011年6月26日日曜日
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