2008年11月23日日曜日

ハワイ報告

ハワイ研修隊、この週末に無事帰国しました!

ハワイは11月から少し雨がちな季節になるようで、今週の滞在期間中は、朝や夕方に雨に降られることが多かったです。この季節のハワイの日差しは穏やかで、朝の雨の後には青空にくっきりした虹がかかっていました。ハワイでは車のナンバープレートに虹のマークが入っているのですが、その理由が納得できましたね。 ワイキキビーチには、旅行会社のパンフレットそのままの風景が広がっていました。



気候も暑すぎず涼しすぎず、蒸し暑さも少なくて、とても過ごしやすかったです。今回ハワイ隊は、ワイキキビーチの近くのコンドミニアムに滞在し、現地で食材を調達して朝夕の食事を作り、合宿さながらの楽しい集団生活でした。コンドミニアムのベランダは爽やかな南国の風が吹き抜け、ホテル群の夜景が楽しめる小さな箱庭。朝からサーフボードを抱えて道行く人が多いのも、ハワイならではでした。あと地元の水族館は小さいながらもスタッフの熱い心意気が感じられるいいところでした。



今回のハワイ視察では、ハワイ大学医学部家庭医療部のオアフ島の関連施設を中心に見学してきました。後期研修医の病院研修が行われるWahiawa General Hospitalと診療所研修が行われるMililani Physician Centerでは、ハワイ大学の優秀な家庭医療指導医たちの案内のもとで家庭医療後期研修の様子を見せていただき、ハワイ大学医学部の卒前教育の最大の売りであるProblem Based Learningも体験することができました。


その他、ハワイのホームレスのための施設であるHOME (Homeless Outreach and Medical Education) Clinicへの訪問では地元のホームレスやハワイ大学医学生たちと触れ合い、地元の市立病院であるKuakini Health Systemでは現地で精力的に働く日本人医師やレジデントたちと楽しいひと時を過ごし、そしてハワイ大学の教育施設であるJohn A. Burns School of Medicineでは卒前・卒後教育に携わる医療文化人類学者、医学教育担当者、Pacific Healthに従事する医師や研究者らと交流を持つことができ、非常に充実した盛りだくさんの毎日を過ごすことができました。



特に自分としては、現地で強い信念を持ってさまざまな活動を展開している、個性的で魅力にあふれた医師や研究者たちに出会い、その仕事に触れ、たくさんの元気と勇気をもらいました。そして今回の視察を通じて、家庭医療の卒前・卒後教育を俯瞰的にとらえ、福島で、日本で、自分たちができることを考える貴重な機会が持てたと思っています。 そして葛西先生、研修最終日の素晴らしいステーキとワイン、ご馳走様でした!

2008年11月19日水曜日

初雪です!!

この間はFaMReFおつかれさまでした!
さて、本日南会津では今年初の雪が降りました。
当直明けだったので、回診で窓の外を見るまで気付かなかったのですが、
深夜から降っていたようです。
TVカンファの前に医局の窓から薬局を見下ろした写真です☆
道路が湿っているのしかわかりませんね。。

今までエアコンの暖房でしのいでいましたが、
そろそろ石油ストーブの出番のようです。
みなさん、体調にはお気を付けを…

ハワイ隊は常夏を満喫しているんだろうなあ。

2008年10月19日日曜日

FaMReF @ 南会津

紅葉がきれいな季節になりました。



今回、FaMReFに行く途中、新しく開通した甲子道路(かしどうろ)を通りました。
福島県には四季折々のいいところがあります。

さて、そのFaMReF(月例の研修医勉強会)ですが、
今回は南会津町の県立南会津病院を会場に行われました。

Case of the Month は医師-患者コミュニケーションの話題と、高血圧の話題でした。

私たち家庭医にとって、医師-患者コミュニケーションはとても重要です。
最近、Monster Patientという言葉がありますが、その人々はすべて本当にMonsterなのでしょうか?
私たち医療従事者が、彼らを Monster にしてしまうケースもあるのではないでしょうか?

もう一つは、初めて高血圧を指摘された方に、どの程度二次性高血圧を除外する検査をするか?
という、家庭医の日常診療に即した話題提供でした。
二次性高血圧には様々な理由がありますが、それをすべて除外するという検査は、
診療所では完結できません。
しかし、高血圧の患者さんはたくさんいらっしゃいます。
では、私たちはどうするべきか?
とても有用なディスカッションでした。

そして、今月オーストラリアに行ってきたメンバーの視察報告がありました。
今回はアジア太平洋WONCAへの参加、BOND大学の視察など、それぞれの目線での
報告がありました。

最後はCinemeducation、今回は「ジョーブラックをよろしく」でした。

一ヶ月に1回、メンバーと会っていろいろな話をできる。
すごく有意義な時間だと思っています。

来月は11月15日、郡山での開催になりそうです。
見学など大歓迎です。希望の方、地域・家庭医療部ホームページから、ぜひご連絡ください。

2008年10月14日火曜日

香港大学家庭医療部 見学報告

後期研修医1年目のたろうです。

 今年の夏休みは、9月22日から27日まで香港に滞在してきました。この機会を利用して、9月26日の金曜日、香港大学の家庭医療学部教授のCindy Lam先生を訪ねてくることができました。たった1日だけの訪問でしたが、多くのことを学び、家庭医療の教育や臨床に関する知見を広めることができました。

 9月26日の朝、香港の中心街からタクシーでおよそ20分、香港島の南にある小さな島のAp Lei Chauの町中にある、Ap Lei Chau ClinicにCindy Lam先生を訪ねました。ここは政府の衛生署Department of Healthが運営する診療所で、1階が受付、2階が一般外来General Out-patient Clinic、3・4階に母子健康センターMaternal & Child Health Centerがあり、香港大学家庭医療部University of Hong Kong Family Medicine Unitはこの建物の4階にあります。このAp Lei Chau(“アヒルの舌の島”)は長さ約3キロほどの島ですが、政府の立てた高層ビルの住居が立ち並び、「世界で最も人口過密な場所のひとつ」(“Lonley Planet Hong Kong & Macau”より)とされています。香港の中心部から離れた「地方」のような感じで、また隣町のAberdeenは、かつては漁港として栄えた、香港で最古の歴史のある町だということです。道行く人はわりと高齢の方が多いような印象を受けました。

 午前中は、Senior Residentによる医学生の家庭医療教育の様子を、TVカメラを通じて見学させてもらいました。香港の医学部は5年制であり、その間に医学生は家庭医療を3回学ぶ機会があります。1年目にはまず家庭医療の外来を見学する。3年目には、4つのマンツーマンのセッションを通じて、主に病歴聴取などを学ぶ。そして4~5年目の臨床科ローテーションの間に、1週間の外来指導を受ける。今回見学したのは、この最後の外来指導でした。

 外来指導はSenior Resident1人と、医学生3~4人で行われます。今回は3年目のSenior ResidentであるDr. Natalieが、3人の医学生を指導していました。ちなみに香港大学家庭医療部のResidencyは4年制であり、最初の2年間は病院実習、次の2年間は診療所での実習を行うようです。4年目の最後には試験fellowship examinationがあり、これに合格すれば家庭医になれます。この時点で診療所に勤務したり、開業する人もいるそうですが、家庭医療を専門にしたい場合には、ここからさらに2年間のコースがあり、実際に診療所の運営面を任され、自分の受け持つpractice全体のmanagementがきちんとできるかも含め、2年目の最後の試験により総合的に評価されるそうです。

 外来指導は、個室の診察室で行われます。患者さんが診察室に通され、まず医学生が医療面接を行います。一通り病歴を聴取した後で、医学生はSenior Residentに対して簡単に病歴を要約します。その後、医学生はfocused physical examinationを行い(全身は診察せず、必要な箇所だけ診る)、鑑別診断を挙げていきます。Senior Residentは適宜、鑑別診断や病態の評価に関する質問をして、診断を進めていきます。診断がある程度ついたら、Senior Residentはその病態のmanagementについて医学生に質問し、治療方針を決めます。最後にSenior Residentが患者さんに簡単な問診と身体診察を追加して病態を確認し、患者さんに説明を行い、電子カルテに記載して処方箋を出し、診察は終了です。かかった時間は患者さん1人当たり20~30分でした。外来指導でのSenior Residentの説明は非常に明快で、標準化された診察手技や鑑別診断の手順が、きちんと体系的に教育されている、という印象を受けました。

 面白いのは、最初から最後まで、鑑別診断の議論の最中も、患者さんは同席して話を聞いていることでした。患者さんとの医療面接は広東語で、医師と医学生の議論は英語で行われていますが、香港は英語も公用語なので、議論の多くの部分は患者さんにも理解できるはずです。この日来ていた嗄声の患者さんは、自分の病気に対して「肺癌」「甲状腺癌」「胸部大動脈瘤」などの鑑別診断が挙げられて議論されていることに対して、どのように感じていたのだろうと思いました。あとでCindy先生に聞いてみると、患者さんをいちいち退室させないことで時間の節約にもなるが、むしろ大事なのは、自分の病気について、いろいろな可能性も含め、全部知っておきたいと希望する患者さんが多い、ということでした。このあたり、少し日本とはカルチャーが違うかもしれない、と思いました。

 午前中の残りの時間は、Cindy先生に香港大学医学部を案内していただいた後、昼からのCME (Continuing Medical Education) lunch meetingに参加しました。昼食を食べながら症例発表を聞き、与えられたテーマについての議論を交わして理解を深める時間です。この日の発表はSenior ResidentのTonyによる”Chronic Cough”でした。日本の外来でもおなじみのテーマなので、ちょっと退屈な時間になるかと思いましたがとんでもなかったです。参加者はCindy Lam先生の他、助教授のTai Pong Lam先生、Senior Resident 2人、そしてPh.Dコースのカナダ、米国、オーストラリアの家庭医が参加していたため、非常に国際色豊かな、レベルの高い議論が展開されました。「慢性咳嗽の機序と発症のメカニズム」「百日咳の実際の頻度とその診断法」「世界各国の百日咳予防接種プロトコルおよび流行の状況」などなど、言葉の壁があるとはいえ、慢性咳嗽ひとつでこんなに広く議論を展開できるのかと、ちょっと感動しつつ、まだまだ勉強が足りないなと冷や汗をかきながら聞いていました。

 午後は広東語の外来見学しかできない、ということで近くの浜辺に遊びに行かせてもらい、夕方17:30からのResearch meetingに参加しました。このmeetingには香港大学家庭医療部の他、香港の新界New Territoryにある香港中文大学The Chinese University of Hong Kong家庭医療部のスタッフも参加していました。2ヶ月に1回開催されるというこのmeeting、この日は2人のPh.D研究生が、現在計画中のresearchについて発表を行いました。1つはPBLトレーニングの質的研究、もう1つはSub-health State(いわゆる未病状態)評価に用いるアンケートの内容の評価、という内容でした。家庭医療領域でのResearch meetingに参加するのは初めてだったので、非常に新鮮に感じました。参加者はresearch経験者が多く、特に、岐阜など、日本にも数ヶ月滞在していたという香港中文大学教授のTrevor John Gibbs先生の視点やコメントはさすが、と思わせるものが多く、非常に刺激的でした。いい論文は、こうした活発なdiscussionの積み重ねで磨かれ、生まれてくるのだろうと感じました。こういうmeetingが、福島でも早く開けるようにしたいなあ、と思いました。

2008年10月10日金曜日

オーストラリア報告2

つづきです☆

Bond大学では、Faculty of Health Sciences and Medicine(つまり医学部)内の見学とGeneral Practice教授のMieke先生にお話を聞くことができました。
構内は、アボリジニアートがたくさん飾ってあって美術館みたいでした。
そしてWireless free。どこでもネットが使える環境です。さすが私立!
Bond大学の医学部は新しいため、まだ卒業生がいません。
なので、Mieke先生のお話の内容は医学生教育についてが中心でしたが、問診や身体所見の取り方とか臨床的な考え方を現役のGeneral Practionerが教育に来ている話を聞いて、いいなあ、と思いました。
その後にGold Coastの中心部にあるFamily Clinicを見学させていただきました。
この地域でも規模の大きいクリニックのひとつみたいで、常時ドクターが6-8人いるそうです。
他の大学から来ているレジデントもいたのですが、残念ながら時間がなくてお話することはできませんでした。
クリニックの運営の仕方とかコンピューターによる管理とかは日本と違ってて興味深かったです。


Gold Coast滞在中の合間の時間には、Jenny先生がトレッキングに連れて行ってくれました。
世界遺産のラミントン国立公園へ。
日本の鬱蒼とした、湿り気のある山と比べると、オーストラリアの山は乾燥していて、土も木もかたい感じがしました。

そして10月8日、無事に葛西教授を除く全員が帰国しました。
WONCAやBond大学訪問を通してお世話になった方々、どうもありがとうございました。

2008年10月9日木曜日

デザイン変えました

秋も深まり、私は風邪をひいてしまいましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

以前からのデザインは少し読みにくいかと思い、ブログのレイアウトを変えてみました。
今後も、私たち 福島医大 地域・家庭医療部の動きを紹介していければと思っています。

ここからは余談?ですが、
5月末に診療を開始した私たちの「家庭医療科」ですが、
少しずつ定期的に受診してくださる患者さんが増えてきて、ありがたい限りです。
(1日平均30人程度)

特に50代、60代で今までは定期的に通院していなかった方が、
健康診断で引っかかったのをきっかけに定期通院につながっています。

健康診断はやっただけではもったいなく、そこからいかにして健康管理につなげるか、
という視点をもって、毎日の診療にあたろう、と再認識した私です。

まだまだ始まったばかりの「家庭医療科」ですが、一歩一歩前進していきたいと思います。

保原中央クリニック 家庭医療科
http://www.jinsenkai.or.jp/ から 保原中央クリニック をクリック。

2008年10月6日月曜日

オーストラリア報告1

遅ればせながらご報告ですが、オーストラリアに来ております。
今回のツアーはWONCA(the World Organization of National Colleges, Academies and Academic Associations of General Practitioners/Family Physicians)のアジア太平洋地域の地方会(?)参加と、Bond大学の見学を兼ねています。

参加者は葛西教授、石井助教と1年目レジデント2名、2年目レジデント1名の計5名です。
Melbourneで開催されたWONCA(10/3-10/5)は今日の午後に無事終了し、夜遅くにBond大学のあるGold Coastへ到着しました。


私自身はWONCA2日目の午後に到着と中途半端な参加になってしまいましたが、すでに1日目から到着していたレジデントたちは、それぞれWorkshopや発表に参加していました。
臨床や教育、研究などWorkshop&発表の内容は様々で、それぞれが学んできたことについては後ほどみんなで共有する予定です。
今回のテーマが"A Celebration of Diversity"で、開催国がオーストラリアということもあり、アボリジニに関する発表が多かったように思いますが、個人的には、今の日本にはほとんどないといっていい、文化の多様性とそれによる健康上の問題とか、そこに入っていこうとする家庭医の試みというのが興味深かったです。


また、今年の日本家庭医療学会学術集会にゲストとして参加してくださった、Chris van Weel先生やDomnel McAuley先生も発表やWorkshopのために来てました。
相変わらずパワフルでかっこよかったです。


WONCAの行われたMelbourneは、古い建築物が多くてヨーロッパみたいな感じ。
トラムという路面電車が網目のように走っていて町並みはとてもきれいでした。


それから!
泊まったホテルの1階に、日本でまだ行列のできるという"Krispy Kreme"のお店を発見!
美味しかったです☆

2008年10月5日日曜日

産婦人科研修

 こんばんは、後期研修医2年目の柳です。

 今月から産婦人科研修が始まりました。
 他の科との違いは、新たな人間が社会に生まれる瞬間をまじかで見ることができるということ。
 
 初期研修の時も思ったけども、本当にうれしい瞬間ですよね。
 大野病院の事件もあり、福島県内で家庭医が産婦人科領域の特に産科領域に関してどこまで専門医の先生方と協力して専門医の先生方の負担を減らせるかは非常に難しく、慎重に事を始めなくてはいけないことですが、でも少なくともがん検診などは担えると思うし、それだけでも負担を減らせると思う。
 産婦人科のいない地域では、バス検診で一日がかりで数百人のがん検診を産婦人科の先生が行うとか。その分、その先生の一日が奪われるわけです。でも、がん検診に関しては産婦人科の先生のもとで研修を積んだ家庭医ならば行ってよいとなれば、少なからず産婦人科の先生の負担が減らせる。
 

 など、いろいろと考えながらの研修です。
 非常に産婦人科の先生も家庭医の研修に関して協力的です。
 いろいろと勉強させてもらっています。
 
 と、現在の研修について独り言のような投稿でした。

2008年9月28日日曜日

今年度最後のサマーフォーラム

 先日9月20日、9月21日にいわき市内にある  「かしま病院」で
 http://www.kashima.jp/  

 2008年度最後のサマーフォーラムを開催しました。    

 http://www.fmu.ac.jp/home/comfam/10_summer_f.html  



 今回は2名の海外からのゲストを招いての開催でした。
 お一人はJoshua L. Jacobs 先生 (ハワイ大学医学部 医学教育室 医療情報部門 准教授 / 財団法人 聖ルカ・ライフサイエンス研究所 臨床実践研究推進センター 客員研究員)  
 前回もサマーフォーラムに参加していただいた先生です。   
 もう一人はPatrick Hutt 先生 (英国家庭医療学会専門医)  イギリスの家庭医のトレーニングを終えたばかりの若手の先生です。Patrickはある家庭医の自伝をすでに本として執筆しており、これからの英国での家庭医として有望な先生です。
 こちらが著書になります
 http://www.amazon.co.uk/Confronting-Ill-Society-Practice-Idealism/dp/1857759109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1222562775&sr=1-1
 今回は、同じ大学出身で、前英国家庭医療学会会長であるロジャーネイバー先生の紹介もあって、こちら福島での取り組みを見学に来られていたのです。  

 やはり、海外からの先生とディスカッションをするというのはかなり勉強の意欲を掻き立てられますね。  Joshua先生は僕自身の研究の内容にも非常に興味を持ってくれていて、今回のレクチャーの中でも話をしていただけたので本当にありがたかったです。
 今回のサマーフォーラムは第1回目、第2回目と比較して多くの外部参加者が参加していただけました。日本全国から初期研修中の先生、初期研修を終え現在家庭医療について勉強中の先生が集まっていただいており非常ににぎやかなフォーラムでしたね。
 また、かしま病院の看護師さんや、いわき市で葛西先生が開いている実践家庭医塾に参加していただいているいわき市で開業されている先生方も参加していただいたので、今年度で最もにぎやかな会となったのではないでしょうか。

 9月20日
 初日は、葛西先生の「ようこそ家庭医療へ」の家庭医療に関する導入レクチャーから始まりました。

 僕らはその時間を利用して、ここの研修はどうか、研修以外での悩みはないかなどレジデント同士で相談しあうメンターの時間として過ごしました。まだまだどのような形式でメンタリングを行うかはっきり決めていないので試行錯誤なのですが、そういう他のレジデントと自分の研修を振り返る時間があるというだけでも良い気もします。
 今回は参加するレジデントが6名だったのでスモールグループ形式で行いました。本来はそんなやり方はないのかもしれませんが、自分たちでそれでやってみようと話して決めたので、これでいいのです。ははは。
 一人一人の研修についての悩みを聞き、どうしていくかみんなで考えてという時間でした。30分程の時間でしたが、足りないという印象でしたね。

 次に今月のcase of the monthとして 現在県立会津総合病院で研修中の武田先生から小児の急性跛行についてプレゼンテーションなんと、2人の海外ゲストのために英語を主体とした発表でした。内容もケースの発表だけでなく、急性跛行を呈する病態についても調べられており、整形外科での診察、さまざまな鑑別疾患と鑑別点と非常に盛りだくさんの内容で勉強になりました。

 次に、Joshua L. Jacobs 先生より臨床研究について、ハワイ大学で臨床研究についてレクチャーしているような内容について今回もレクチャーしていただけました。
 僕が得たものとしてあげたいのは、やはり漠然と臨床研究やりたい、臨床研究やりたいといってもできるものではなく。自分自身になんの研究をやりたいのかという点がもっとも重要なんだなと。
 今回のレクチャーの中で、自分自身のresearch questionに問いかける質問がいくつもありました。参加されている先生方も自身のresearch questionについて問いかけていたと思うのですが、問いかけることで、どんな研究をするか、どんな研究が必要とされているかが明確になった気がします。
 僕自身の研究内容に関しても今回のレクチャーを聴いて、さらにモチベーションがあげられたなあと思いました。 

 最後は葛西先生によるシネメディケーション
 内容は人種差別に類する事だったのですが、またまた考えさせられる内容でした。
 映画はフリーダム・ライターズ(2007 米)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA
 グループディスカッションの後、それぞれのグループ毎に発表。

 厳粛で暗い雰囲気になりそうなんですが、実はこのとき時間が押していることもありディスカッション中にかしま病院で用意していただけた「お酒」と「食べ物」が搬入!
 大混乱の中、祝杯をあげ、正直グループごとの発表はあまり聞き取れていません。

 それよりも葛西先生とPatrickがブドウ狩りでとってきた巨峰やアップル~~っていう品種のブドウがすごくおいしくて、お酒にカニチャーハンにブドウにとそちらに舌戦を繰り広げてしまいました

 舌戦を無事に終えた勝利者たちはバスで宿泊予定地のスパリゾートハワイアンズへ移動。 
 http://www.hawaiians.co.jp/  
 んんん??   Joshua先生は一家で参加なんですが・・・・・ハワイ出身なんだけどね・・・・・
 みんなでフラダンスを鑑賞。
 アルコールで血中アルコール濃度が0.05%を超えを迎えたのか、葛西先生、石井先生、増山先生は壇上へあがりフラダンスを披露。  
 映画「フラガール」をみて感動していただけに、そのフラダンスは・・・・・
 http://www.hula-girl.jp/index2.html

 なにはともあれ、夜は長く深いものです。
 その後もまたゲストの先生方とレジデントと交流を深めていったのは疑いようもありません。




 9月21日
 翌日、朝食を済ませたのちに再度 かしま病院へ
 午前中いっぱいを使って、菅家先生から保原クリニックで経験した認知症の患者さんのケースについて家庭医としてどのようにかかわっていけるか石井先生、田中先生のレクチャーをもとに考えてみました。 「家庭医の仕事に迫る!」
 認知症というのはその患者さんの認知症だけのマネージメントでは不十分であり、そこに家族や地域社会の支えが必要になってきます。
 今回のケースでは、まず協力が得られそうな家族がいない場合です。
 しかし、近所の方が少なからずサポートしてくださったおかげでクリニックを受診することになったという状況でした。このような状況ですと、一筋縄ではいきませんし、その時にどのような対応をするかなど非常に考えさせられるケースだったと思いました。

 最後にPatrick Hutt先生から、イギリスの家庭医療について講演をしていただきました。
 僕が印象に残ったことは
 世界でも非常に家庭医療がシステムとしても医師の診療としても進んでいるイギリスにあっても家庭医と専門医とがその専門性について議論をしているということです。それも200年に近い議論ということが驚きました。しかし、逆にいえば、それだけ議論されることで逆に家庭医としての専門性が高められるのではないかなと思ったのです。専門医からの目、そして家庭医からの目が家庭医療の専門性について常に疑問を持っている事で常に先んじて前進しているような気もするのです。そのような状況こそが、世界の中でも家庭医療が進んでいるといわれるゆえんではないでしょうか。




 今年度最後のサマーフォーラムもまた多数のゲストを迎え、大いに盛り上がりました。
 また来年度も活発な会にしていきたいと思います。

 最後に、会場、食事の用意をしていただいた かしま病院の方々
 会計や受付をしていただいた 家庭医療部の秘書の方 
 ありがとうございました。
 参加していただいたゲストの方々、お疲れ様でした。これからも楽しく勉強していきましょう!

2008年8月24日日曜日

サマーフォーラム vol.2

オリンピックは閉会式ですね~
私が一番興奮したのは、ソフトボールの金メダルですね。
上野投手のピッチング、かっこよかった~

さて、8月22日・23日の2日間にわたって、福島県二本松市で、
サマーフォーラムin福島 を開催しました。

今回は、2ヶ月前のFaMReFに引き続きJoshua Jacobs先生、
福島医大医療人育成センター 准教授 石川和信先生 のお二人をゲストにお迎えしました。



Joshua 先生からは、いかにして忙しい診療でEBMを利用していくか、という内容のレクチャー、
石川先生からは虚血性心疾患を中心とした、家庭医が知っておくべき循環器疾患のレクチャーをしていただきました。



葛西教授のCinemeducation、石井助教・田中助教の家庭医はこうして診療する~小児編~、
レジデントのCase of the Monthと、プログラムは盛りだくさんでした。

懇親夕食会では、Joshua先生のご家族も参加していただき、和やかな雰囲気で
楽しい時間を過ごすことができました。

参加した皆さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。

次回は9月20日、21日、福島県いわき市で行います。
まだまだ参加受付中です。ぜひご参加ください!!

2008年8月11日月曜日

夏期セミナーだより

オリンピック、盛り上がってますね~
もちろん明日は仕事なので、これからバレーボールを見るかどうか迷っています。

さて、8月9日~11日に夏期セミナーに行ってきました。
http://family-s.umin.ac.jp/
正式には「医学生・研修医のための第20回家庭医療学夏期セミナー」といいます。
日本全国から、家庭医療に興味のある医学生、研修医が160人集まったそうです。

私はその中で、「家族志向型ケア」のワークショップを担当しました。
私たちのワークショップを選んでくれたのは低学年の方が多かったので、
難しくなりすぎないように注意しながら、ロールプレイを用いて、
楽しみながら学んでもらえるようにしました。

そして、夜の飲み会。
夏期セミナーは夜が本番、と初めて参加したときに聞いた気がします(笑
昼の学びも重要だけど、夜の交流もまた重要。 実際そう思います。

今回ワークショップを一緒にやった仲間は、このセミナーで出会った仲間なんです。
3人とも出身大学が違うのに、医師になってからもずっと付き合いがあり、
年に2回しか会わないのに、いろいろ相談できるいい関係になっています。

身体は疲れましたが、精神的にはとてもエネルギーをもらって帰ってきました!!
(車で片道4時間・・・正直遠かった。)


そして、今年はうちの息子(10ヶ月)も同行しました。
皆さん優しく接してくれて、遊んでくれたりだっこしてくれたり、
家庭医に興味がある方々には、素敵な人が多いなぁ、と実感しました。
この場を借りて、御礼を。ありがとうございました!!

2008年8月10日日曜日

すかがわだより

皆さん暑い日が続きますが夏バテしてませんか?

少し時間がたってしまったのですが「すかがわ」よりいくつか報告します。

家庭医療についての勉強会
さる7月31日(木)に院内の勉強会を担当しました。
6月の院内の勉強会で「家庭医・家庭医療について」と題して話をしました。
この後で外来の看護師さんから
「医師が対象になってるんだと思って、直前まで出るか出ないか迷って参加しなかった」
と声をかけていただき、私でよければいつでも話しますよ~と言ったところ、勉強会となりました。

 看護師さんに家庭医療について話をするのは初めてだったのですが
私の今回の目標は以下の2つにしました 
①家庭医・家庭医療があることを知ってもらう
②今後の私たちの目標を知ってもらう
  地域で患者さんの健康のためにチームを作って患者さんのケアをしていきたい

1自己紹介
2家庭医療について
  患者中心の医療について 「かきかえ」とか さわりのあたりを
  家族志向ケアについて 家族の木と少し実例を紹介
3イギリス視察の内容から少し
4COMFAMの紹介
 
流れとしてはこんな感じで話をしました。
参加は外来・病棟の看護師さん、看護助手さん、外科の先生方 
予想以上に多くの方に参加してもらえてうれしかったです。

前回の勉強会ではアンケートを取り忘れていたので今回はとらせてもらいました。
家庭医療のイメージは
・往診医
・Drコトー
・お金持ちの人の主治医(お抱え医者)などいろいろありとても興味深かったです。

全体の感想としては「家族の木」の印象が残ったようでした。
 実際に医療に携わっていて患者さんのケアには家族の影響も大きくかかわることを実感
 する機会が多いのかなと思いました。

・感動した 
・家族の木の話で涙がでそうだった
・ぜひ頑張って家庭医が増えるといいと思う 
・一緒に仕事したい              etcうれしくなる感想が多かったです。

「家庭医の先生と仕事する上で
  看護師はどういう仕事をすればいいですか?何ができる必要がありますか?」
この質問に私は即答できなかったのですが・・・
  (まだ経験がないし、考えてみたことがなかったです)
「家庭医と一緒に患者さんの健康のために仕事しようと思ってもらえれば・・・」
とあいまいな返答になってしまいましたが、とっても嬉しい反応だと思いました。

家庭医療における看護師の専門性 これについて検討するのも大事なんじゃないかなと思いました。
チームみんなで得意分野をいかして楽しく働けるようになりたいなぁと改めて思いました。
予想以上に温かい反応をいただいてとってもいいパワーをもらえました。

私の1回目の話を聞いて 「家庭医を応援するって決めた」と言ってくださった先生もいます。
専門医の先生からこんな言葉を頂けるとは・・・とっても嬉しかったです。
勇気を出して家庭医療について話をさせてもらっていい経験ができました。

いいことばかりではないかも知れませんが、機会があったら自分なりにまとめて話をするのも勉強になると思います。私自身オリエンテーションで教えていただいたことが、この機会にやっと理解できたことがいろいろありました。

勉強会参加いただいた方々 ありがとうございました



ここからはひとりごとなのでお暇なときに読んでください


カッパ麺
最近主婦を始めました。
なんとなくやらないといけないことが増えていますが、あんまり気にしないようにして暮らしています。
料理は得意ではなくほぼ初心者・・・
ありがたいことに職場の方からたくさん新鮮な野菜を分けていただいて素材に頼って生きています。
きゅうり、なす、いんげん、とまと、モロヘイヤ どれもおいしい 夏の恵みに感謝です。

今日は須賀川特産 カッパ麺の紹介です。
まだ食べてないのですがきゅうりを練りこんだ緑の麺さっぱりしておいしいそうです。
お近くに来た際にはぜひ!!!
詳しい情報はこちら (須賀川市のまわし者ではありません)
http://www.sukagawa-town.net/tokutoku/d0627.html

とある夏の一日
現在の研修先の職員クラブのひとつに海倶楽部というものがあります。
海で遊んだり、オープンウォーターの大会に出たりしているそうです。
活動の一環で須賀川市の水泳大会にでると聞き、すっかり眠っていたはず競泳熱が顔を出し参加することにしました。
大学卒業してからは全然泳いでなかったので丸3年のブランクがあり、参加するって言ったことを後悔した日も・・・
やるって決めたからにはと、たった3回ですが近くのプールで練習しました。

今日が大会でした。
50m背泳ぎは44秒台まずまずのタイム 
続いて100m自由型では25mで体力の限界を感じ、バテてしまいました。
練習不足は否めません。一応タイムは1分33秒一般の部女子2人中2位でした・・・
背泳ぎは2人中1位でなんと一般の部で大会新記録でした。
大学で水泳やっていた時には1位の台に乗ったことがなく、大会記録なんて初めてです。
タイムは誇れませんが・・・小さな大会とはいえとっても嬉しかったです。

前半は小学生の25mのレース 職場の看護師さんのお子さんが出てたりしました。
私も一緒になって応援しました。とっても一生懸命で可愛かった~
子供たちががんばっている姿はとってもほほえましく、元気をもらいました。

駄文にお付き合いありがとうございました。 ではまた

燧の湯


おひさしぶりです
サマーフォーラムも第2回が迫ってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

8月から私は南会津での内科研修が始まり、その関係で昨日旧伊南村に行く用事がありました。
旧伊南村とは、田島よりもさらに奥へ30分くらいのところにあります。
(市町村合併により、いまや南会津町になっていますが。だから「旧」。)
こちらに来るまで、会津若松よりも奥がどうなっているかなんて知らなかったのですが、
とにかく自然がすごいです。
前任の高澤先生から噂には聞いていましたが、今の季節は山も川も田んぼもキラキラしてます。
日本の原風景です。

ドライブが気持ちよかったので、昨日は調子にのって檜枝岐村まで足を延ばしてきました。
檜枝岐村までは田島から1時間ちょっと。
尾瀬の入り口ということで有名です。
温泉ももっているため、檜枝岐村はけっこう金持ちです。
国道沿いの公共機関は、テーマパークの建物みたいです。
その中に「燧(ひうち)の湯」という公衆浴場があります。
写真がその施設ですが、公衆浴場と聞いて連想するよりもずっときれいです。
内湯と露天とふたつあって、どちらからも渓流を望むことができます。
昨日は夏休みということもあり、尾瀬の観光客でごった返していました。
お風呂から上がったおじちゃんの、
「やっぱり風呂浴びてビール飲まないと、山下りたって感じしないな!」
という言葉に、少し山登りをしたくなりました。
夜9時までやっているそうなので、癒しが必要になったらぜひ行ってみてください☆

2008年7月15日火曜日

Summer Forum 2008 ! in 裏磐梯 and 猪苗代

 さる7月12日、7月13日に
 サマーフォーラム2008 in 裏磐梯 and 猪苗代を開催しました。

 日程は7月12日は14時15分から17時15分まで通常のFaMReF(Family Medicine Resident Forum)を行いました。
 
 場所は僕の勤務する町立猪苗代病院で開会式とともにスタートです!
 http://www.town.inawashiro.fukushima.jp/cbhome/home/byouin/article0004000004.html

 内容は、自己紹介、アイスブレーキングに始まり
      Case of the month 2例
       町立三春病院  鵜飼先生  急性腎不全の一例
       町立猪苗代病院 の僕から  体重減少の一例    を提示
  
   なかなか、テーマとしても面白く、勉強になりました。

 また、その間に、オーストラリアのBond大学とスカイプで交流!というイベントもありました。
 昨年度、福島に来ていただいたことがあり、かつ今年の2月に海外視察でオーストラリアへ訪問した際にもお世話になった、Jenny先生と少し話をすることができました。
 結局のところ、まだまだスカイプの利用方法がわかっていないため、途中で通信が途絶えてしまったのですが、最近のBond 大学の動向について、簡単に説明していただけました。
 
 またこの日は葛西教授の家庭医療に関して、ゲストに対して「ようこそ家庭医療」と題して、日本での家庭医療の流れ、そして、家庭医療という広く深い内容について、ごくごく簡単にレクチャーしていただけました。
 今月のCinemedicationは、アル・ゴアさんが出ている地球温暖化について警鐘を鳴らす映画、「不都合な真実」を見て、地球環境にとりまく変化に背筋が凍る思いでした。
 もっと、時間があれば議論を深められたかなと思いました。

 その日は、病院を後にして一同宿泊するペンション 蛍へ
 http://www.spajoy.com/

 道中、水田と緑豊かな山林の中をドライブできて、日本は本当に平和だなあっと思いましたね。
 
 
 ペンションにチャックインしたのち、桧原湖ほとりにある松原キャンプ場へ移動。
 船着場から、ボートで送迎です。意外とボートもスピードが出るので、ここで一同テンション ↑
 http://www13.plala.or.jp/hibarako/index.html

 キャンプ場に着き次第、バーベキューを開始!
 乾杯の音頭は、不肖ながら、わたくし高柳が務めさせていただきました。
 意外とここのステーキバーベキュー美味しかったですね~~(^^)
 オージービーフでBSEも心配なし! goodですね~

 ここで、アキラが隠れた才能を開花!!
 広島で初期研修中に鍛えられた技術を生かし、鉄板でうまい焼きそばを15人前!!調理!!
 アキラ、やるねぇぇ。

 桧原湖のほとりでみんなでやった花火も、思い出深いね。
 ノリちゃんが結構激しい手持ち花火をやっていたのには、   (0_0;)noriチャン?
 どうしちゃったのかなと心配したけども。
 でも、それよりも、ヒトシが手に10本くらい花火をもって、火をつけ始めた時は、一瞬、秋葉原の事件がよぎりました。
 優秀な人ほど・・・・・  いえいえいえいえ
  
 花火大会も終わったのち、なんと、医大本部 第一秘書官の千葉さんのアイディアで7月生まれの方へ誕生日ケーキが!!!

 7月生まれの方  年代順に
  葛西教授       7月6日生まれ
  石井助教       7月?日生まれ
  星goro-        7月30?日生まれ
  高柳病棟医長    7月1日生まれ
  五十嵐博       7月14日生まれ

 うーん、家庭医療部、なぜか7月生まれが多いようです。
 夏男たちに拍手!! パチパチパチ
 ケーキには、5人の似顔絵をデコレーションしたチョコレートが上に。いやあ、うれしかったです^^

 ケーキを食べたあと、男はやはりやらなければいけません。
 誰が一番強いのか。そう、そのためにプライドをかける瞬間が男には少なからずあるのです。
 
 第1回、地域・家庭医療部 卓球大会!!!

 激戦のすえ、優勝者は、またしても アキラ!!!
 一芸に秀でたものは、という言葉はやはり本当なのですね。
 
 楽しい、キャンプも終わり、一同ペンションへ、ペンションに帰っても、飲み会は続くのでした。。。
 
   オールナイトメンバー  
     高柳  井上  望月


 翌日、早朝からは五色沼探索。
 http://www.a-gr.jp/urabandai/urabandai.htm
 ゲストを連れて、歩く歩く。でも、意外と長い。
 僕らは毘沙門沼までしかいけませんでした。でも、非常にきれいでした。
 磐梯山の山の雄大な景色も、コバルトブルーの水面に映り、幻想的な景色を堪能することができました。山々の清涼な空気の中、鶯やさまざまな鳥たちの鳴き声が響き渡り、いつも喧噪のなか時間に追われる生活をしている僕らにとっては良い気分転換になりました。

 ペンションで朝食を済ませたのち、また町立猪苗代病院へ!

 指導医3人協賛による家庭医療のレクチャーです。

 「家庭医療の仕事に迫ってみよう!」
家庭医クリニックに来院された腰痛の患者さんを通し、診断・診察・治療から家族ケアまで、家庭医的アプローチ方法の実際を体験してみましょう!
Part 1:家庭医はこう診察する「腰痛」編(担当:石井敦助教)
Part 2:家庭医はこう診断する「腰痛」編(担当:田中啓広助教)
Part 3:家族志向ケアはこうする「悪性疾患」編(担当:葛西龍樹教授)
 
 非常に、勉強になりましたし興味深い内容でした。
 EBMの観点から、診断・検査を行い、そして、家庭医療の観点から、その同じ症例へのケアを考える。新しい取り組みだったので、面白かったですね。

 13時頃、無事に閉会式となり、今年第一回目のSummer Forumは幕を閉じました。
 今年は8月、9月にもSummer Forumを開催する予定です。
 ゲスト講師の予定もありますし、いろんな方が参加されるといいなあっと思います。

 http://www.fmu.ac.jp/home/comfam/10_summer_f.html

 
 追伸
  この後、仲間たちは三三五五となったはずでしたが。
  一部の人たちで、おいしいそばを食べに行ったとか行かなかったとか。
  美味しかったです ^^
  http://www.geocities.jp/sobarakujin/


 

きうり天王祭!!!

7月12-13日サマーフォーラム 無事終了しました。
みなさまおつかれさまでした~

サマーフォーラムの報告もしたいところなんですが、
今日はスカガワだよりを少しばかり・・・

私の須賀川の知識はほとんどなく、
以前須賀川に住んでいた部活の先輩から教えてもらって
「須賀川といえば花火と松明あかし」と思っていました。

現地でのリサーチによると須賀川はお祭りが多いそうです。
ちょっとお祭りを見てきたので報告します。

7月14日は『きうり天王祭』でした。きうりはきゅうりのことです。
仕事が終わりかけた8時ころ病棟で看護師さんから教えてもらい知りました。
入院中の方がしっかり参加して帰ってきたっていう報告もあったりして・・・

きゅうりを2本持って行き奉納して
お祈りしてもらったきゅうりをもらって帰ってくるっていうお祭りです。
 そのきゅうりを食べると健康に過ごせるそうですが
 教えてくれた看護師さんはへなったきゅうりだから食べたことない
 と言っていました

なんできゅうり?食べ物交換ってよくあるんでしょうか???
奉納したキュウリはどこに行くんだろ?
疑問いっぱいでしたが
とっても楽しそうなお祭りに聞こえて、ぜひ見てみたいと思い、
一人でぶらりと行ってみました。

メイン通りに屋台が出ていて、かなり人が出ていました。
浴衣姿の人も多くていいな~なんて思いながら歩いていたんですが、
           とうとう奉納するところはわからずじまい・・・ 

だいたい端のほうまで歩いたと思うんですが、わかりませんでした。

  どこだったんでしょう???

聞けばいいって話だったんですが、、、
だんだん屋台が店じまいしていて
    ついつい食べものを買うほうに流されてしまいました。


祭りより焼き鳥  みたいな・・・



いちおう正しい情報と様子です
http://www.city.sukagawa.fukushima.jp/ksukagawa/gyouji/kyuuri/kyuuri.html
こんな光景の写真を撮ってくるつもりだったんですが・・・

またお祭りなどがあったら参加して、報告したいと思います。


8月の釈迦堂川の花火大会は花火師さんの競技大会になっていてなかなかのものだそうです。
今年は23日でサマーフォーラムと重なっているので残念ですが見れません。



来年は花火大会に合わせて須賀川でサマーフォーラムなんてどうですかね。



ではまた

2008年6月30日月曜日

雨の猪苗代

 町立猪苗代病院の高柳です。

 今年度7月サマーフォーラム開催地の猪苗代から投稿です。

 今日は一日中 シトシトシト ザーザーザー と雨が降っております。

 皆さんの地域はどんな天気ですか?

 忙しい病院という職場の中で、ふと息をついてみると。

 雨の音が聞こえてきませんか?(梅雨ですからね、ハハハ)

 最近、また適度に休まなくちゃと思ってきた柳でした。

 すっごい雨降ったら、レクレーションどうしようかな~

 それでも頑張って歩くか? それとも??
 
  
   雨降る猪苗代 当直中のデスクより     


 

2008年6月24日火曜日

FaMReF @ 保原

新拠点での診療を開始して、もうすぐ1ヶ月。
患者さんの数はいくらか増えてきましたが、午前11時頃は時間をもてあますことも。

でも、うれしい感触も。
おばあちゃんを連れてきたお嫁さんが、数日後
「すごくよく見てくれたので、うちの夫も連れてきました」って来てくれたこと。
一歩一歩、前進していきたいと思います。

さて、6月の月例レジデントフォーラム(通称FaMReF)は、
その新しい拠点、保原中央クリニックで行いました。

今回はスペシャルゲストとして、Joshua Jacobs先生に来ていただき、
「Family Medicine in Hawaii」
というLectureをしていただきました。

その後、懇親会では、Primary Care での研究の話などもあり、
次回8月にまた来ていただいたときには、そのような話もしていただけそうです。

保原のお披露目もできて、Joshua先生にも来ていただき、
今回も充実したFaMReFでした。

【告知】

7月12日、13日に、Summer Forum と題して、拡大版レジデントフォーラムを行います。
内容は、通常のレジデントフォーラムに加えて、一つの症状について、
家庭医療部指導医が様々な面からアプローチするセッションを企画しています。
宿泊は裏磐梯で、散策などレクレーションなども準備します。
楽しみながら、一緒に学んでみませんか?

詳細は http://www.fmu.ac.jp/home/comfam/ から、
サマーフォーラムのページをご覧ください。

連絡待ってます!!

2008年6月3日火曜日

新たな一歩

葛西教授が大会長を努めた、第23回日本家庭医療学会学術集会も終了し、
少し落ち着けた私です。

報告が遅くなりましたが、5月28日に新しい拠点で診療を始めました。
改装工事もイメージ通り?イメージ以上に仕上げていただき、
いい環境で仕事をさせてもらってます。

先日、学会の学術集会にいらっしゃった諸外国の家庭医の先生方も、
このクリニックを見に来てくださいました。
私たちが考えたアイデアにも気づいていただき、嬉しかったです。
(診察用のベッドの高さを、日本人の高齢者でも乗りやすいように低くした、など)



さて、今日もそろそろ診療開始です。
それでは。

2008年5月22日木曜日

ビフォーアフター

新しい診療拠点ですが、とうとう診療開始日が決まり、
ソワソワした時間を過ごしています。

工事前の様子はこんな感じでしたが・・・


今はこうなりました。すごい変わりようです。



工事でがんばってくださった皆さん、準備を進めてくださった皆さんに感謝。

私たちは、まずは目の前の患者さんに役立てるよう、がんばっていきたいと思います。

2008年4月24日木曜日

イナワ司朗の高柳です。

 こちら、猪苗代では桜が咲き始めました。
 
 まだ、満開ではありませんが、なかなかいい見ものですね。

 先日、猪苗代の開業医の先生方の集まりに顔を出してきました。

 非常にみなさん、フレンドリーに接してくれました。

 家庭医療部の活動に関して、猪苗代の開業医の先生達とも協力体制が築けそうなほど

 一回目の会にして打ち解けてしまいました。

 今後、僕宛の紹介が増えそうな予感です。

 その会で教わったのですが。

 どうやら、猪苗代にも桜の名所があるようで、リステルの近くらしいですね。

 その近くを流れる観音寺川(?、字間違ってるかもしれませんが)沿いが見ものだそうです。

 みなさん、ぜひこられてみてはいかがでしょうか。

 さて、猪苗代病院。

 とにかく、1年間でどこまでできるか、ここはここで大きなチャレンジが待っていました。
 
 「逆境に強い」と定評の高柳です。頑張ります。

2008年4月17日木曜日

いま、ふくしま。


私たちのクリニックは、現在このような状況です。

なかなか見ることのできないむき出しの壁、
天井からぶら下がる配線、むきだしの配管。
これがどのように変わるのか、楽しみですね。

そして今日は、朝から教授と私たち2人で打ち合わせ。
ビデオレビューシステムや診療システムなど、
午後も打ち合わせは続きます・・・


さて、来月の日本家庭医療学会でパンフレットに掲載する広告が完成しました。

去年は衝撃的な写真で注目され、キャッチコピーは「なぜ、ふくしま」でしたが・・・
今年は、

「いま、ふくしま」

いま、ふくしま で起こっている劇的な変化を見てほしい。
いま、ふくしま に集っている家庭医たちに会ってほしい。
いま、ふくしま で家庭医療を実践していきたい。

というメッセージを込めました。

今年も、広告に注目です。

2008年4月11日金曜日

家庭医療科 準備室

新天地に移って2週間。
いろいろな物事が動き始めています。

家庭医療を実践する場として、福島県伊達市の保原中央クリニックで診療を始める私たち。
ただ、現在改装工事中。
昨日あたりから、今までこのフロアを使っていたスタッフの引っ越しが急ピッチで進んでいます。

このクリニックの建物は、元々病院として使われており、
車で5分ほどの所に新たな病院を建てた数年前から、外来専門の建物として使われています。
その4階フロアを、私たちの診療拠点とすべく改装中なんです。

私たちは何しているかと言えば、
家庭医療を実践する上でのアイデア、診療システム、診療のスタンダードの統一など、
図面やらサンプルやらガイドラインやらを前にして頭を使っています。

診療を離れ、このような仕事をするのはなかなかできない経験だなぁ、という思い半分、
でも患者さんと話せないのはちょっと物足りないなぁ、という思い半分、といったところでしょうか。

また進行状況を報告していきたいと思います。

2008年4月3日木曜日

4月、新天地にて

 4月になり、みんな新天地で頑張っていることと思います。
私は前任地でお世話になった、スタッフの方々や患者さんの事を
思い出して感傷にふける間もなくあわただしく過ごしてしまっています。
  
 今年度は、いよいよ
福島県の伊達市に家庭医療科のクリニックを開設すること
となりました。ここでは、どんな患者さんと出会うのでしょうか。
楽しみでもあり、責任感も感じる、そんな気持ちでいます。

 地域・家庭医療部には今年6名の3期生が入り、
またまた、にぎやかになりました。同じ志を持つ者が
増え、とても心強いですね。
 
 各地で奮闘しているみんなも、
忙しさと新しい環境での緊張があると思いますが
体に気をつけて頑張ってくださいと願うのでした。

 

2008年3月6日木曜日

オーストラリアの報告を

しようと思ったんですが、もうすぐ診療開始なので詳しくはまた。

簡単に言うと、2月末の1週間、オーストラリアへ行ってきました。
目的は「家庭医療 先進地視察」

大学・医学生教育での家庭医の役割、
郊外、地方都市での家庭医の診療、医療システム

を見学してきたんです。

たくさんの家庭医(オーストラリアではGeneral Practitioner: GP)に会えて、
それぞれが生き生きと動いていて。
そんな方々に会えて、勇気付けられました。

1年前にはじんましんが出そうなくらい嫌だった英語は、何とかコミュニケーションできました。
きっと、対応してくれた皆さんが優しかったからでしょう。
でも、福島に来てから英語に曝露される機会が増えたのは確かで、
それによって、1年前の自分とは変わったんだろうなぁ、と思いました。

カンガルーにも、コアラにも会えなかったし、エアーズロックにも行けなかったけど(笑
そんなことよりも貴重な体験だらけの1週間でした。

さて、そろそろ診療へ行ってきます。

2008年2月18日月曜日

FaMReF@相馬

Family Medicine Resident Forum を略し、FaMReF(ファムレフ)と呼んでいる月例のmeeting。
2月は海沿いの街、相馬市で行いました。

今回も、地域家庭医療部のメンバーだけでなく、ゲストも3人参加していただきました。
ゲストの方に参加していただけると、新たな視点に気づかせてもらえますね。

終了後は、相馬の海の幸で夕食会!
この時期、相馬はカニのシーズンです。
ということで、始めから終わりまでカニ、カニ、カニのカニづくしコースでした。










こんなにカニ食べたことない!! というくらい食べましたね~
夜も遅くまで、研究のネタや研修内容、教育について熱い議論が展開されていました。

次回は3月8日、福島市で開催の予定です。
さすがに次はカニはないと思いますが(苦笑
興味を持たれた方、参加してみたい方、ぜひご連絡ください!!

2008年2月11日月曜日

家庭医療学冬期セミナー@大阪

大阪からの移動時間は4時間でした。東京までは3時間ちょっとかかるのに。
距離と時間は比例しませんね~

この週末、家庭医療学会の若手家庭医部会が主催する、家庭医療学冬期セミナーへ参加してきました。
ターゲットは家庭医療の後期研修医から若手の家庭医のため、とても興味深い内容でした。

参加型のワークショップでは、
生物心理社会モデルや行動変容、家族志向型ケアなど、家庭医療のコアとなる部分はもちろん、
小児のケア、介護における移乗、在宅診療、自らのタイムマネジメントなど
明日から役立つ内容が並んでいました。

それに加えて、夜の懇親会。
私自身、この業界(!?)に関わるようになって5年、顔見知りがたくさんできてきたので、
近況報告やら、苦労話やら、こどもの自慢やら(笑)いろいろな話で盛り上がりました。

こうしてエネルギーをもらって、また数ヶ月がんばろう、と思った私でした。

2008年2月4日月曜日

メディアの力

浜通り(福島県の太平洋沿いをこう呼びます)は、あまり雪の降らない地方なのですが、
昨日から雪と寒波が押し寄せています。
会津で生まれ育って、去年札幌にいた私には、恐るるに足らない寒さですが、
やはりこちらの方々には厳しく感じられるようです。

さて、ご覧になった方もいるでしょうか。
1月25日のクローズアップ東北。2月3日朝にも再放送があったようです。
(東北6県放送なので、他の地域の方は見られませんが・・・)
我が地域・家庭医療部が行っている「家庭医養成の取り組み」が30分番組で特集されました。

私も少し映ったんですが、いろんな反応がありました。

たまたま、受診した家族の薬をもらいに、病院近くの院外薬局へ行ったんです。
そこの薬剤師さんが、
「先生、映っていたの見ましたよ!
 今まで、先生の名前で小児科や内科やその他の科の処方箋が出てきていて、不思議に思っていたんです。
 テレビを見て、腑に落ちましたよ。がんばってくださいね。」
と言ってくれました。

実際に顔を合わせて仕事をしている人たちだけでなく、放送を見たたくさんの人々が、
今回の放送で、「家庭医」というイメージを持ってくれたと思います。
1人1人話すよりも、一度の放送で大きな影響を及ぼす、メディアって凄い力を持っているんですね。

もちろん、凄い力は positive にも働くし、negative にも働きます。
その影響力を意識し、メディア・リテラシーも学んでおく必要があるかなぁ、と思った私でした。

2008年1月31日木曜日

1月も終わり 次は 2月

 なんて、非常に当たり前のことを題名に書いてみました。
 この1月もまたいろいろとイベントがありました。
 
 なんてったってFaMReFや冬のオリエンテーションで新しい第3期生といろいろと話せたのが、僕はうれしかったですね。
 第3期生のみんなはお互い同期と初対面の人もいて、緊張している様子でしたが。
 そんな風景を見ていると、つい1年ほど前に僕たち2期生も初顔合わせしたときのことを思い出しますね~。どんどん、新しい風が流れてくるんだな~
 今後は、自分達が先輩として教えていかないとな ^^/
 まだまだ力不足だから、一緒に勉強するって言うのが正しいかも、ハハハ
 

 そして、今月はもう一つ、大きなイベントがありました。
 それは大学院の試験が1月26日にありました。
 試験は英語の問題で、4題から2題を選択して解答するというものでした。
 英語は苦手教科だったので、非常に緊張していましたが
 この一年間、英語を読み、英語を話す機会にもたびたび遭遇しているせいか
 ずいぶんと楽に試験を受けられたと思いました。

 きっと、合格していることを祈り。今月の締めとさせていただきます(なんか、飲み会の一言みたいだな、ハハハ)

2008年1月16日水曜日

3期生来る。

1月12日・13日にWinter Resident Orientation と Family Medicine Resident Forumをおこないました。

横文字が長くなりましたが、
要するに、4月から新しく仲間になる3期生のオリエンテーションと、
月例の研修医が集まる勉強会をやった、ということです。

大変うれしいことに、6名の方々が地域・家庭医療部の後期研修医として来てくれる予定です。
オリエンテーションでは、葛西教授から家庭医療についてや、
私たち地域・家庭医療部の今後の方針などについて説明がありました。








その後、春からの研修先を決めるため、1期生・2期生からはこれまでの研修内容を紹介し、
各自の研修内容の希望や各病院の特徴、プライベートな面なども考えながらみんなで相談しました。








翌13日は、月例のFAMREFとして、症例検討、レクチャー、シネメデュケーションなどを3期生も参加で行いました。
NHK福島放送局の方が、家庭医養成の取り組みを紹介したい、ということで
取材にきていて、いつになく人数の多いFAMREFでした。

ちなみに、1月25日(金)19:30~のクローズアップ東北(東北6県のみ放送)で、
福島医大地域・家庭医療部の家庭医養成の取り組みが放送される予定です。

ということで、なかなか慌ただしいながらも、今後が楽しみに思える週末でした。

2008年1月4日金曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
数年ぶりに雪のない正月を迎えています。
いかがお過ごしでしょうか。

私は、年末に実家に挨拶に行ったくらいで、
産婦人科の病棟+3日は救急外来日当直でした。
日直・当直ともに二人体制でしたが、
日中は60人、夜間も30人弱の患者さんが受診され、
目の回る忙しさでした。
昼食・夕食を食べられたのは救いです(苦笑

こども、妊婦、高齢者など受診される方々は様々で、
熱や吐き気で受診される方の中に、危ない疾患が紛れ込んでいないか気をつけながら、
患者さんの考えていることは何か、どんなことを期待して受診したのかを短時間で聞き、
それに合わせた対応を、と頭をフル回転させていたので、もうヘトヘトです。

今日は日中オフにしてもらったので、帰って寝ますzzz

そんな一日で始まった2008年、地域・家庭医療部にとっては更なる飛躍を目指す年です。
春には3期生となるメンバーを迎え、新たな研修拠点を立ち上げる予定です。
その様子は、このブログでも紹介していきたいと思いますので、
本年も、福島医大地域・家庭医療部を、そしてこのブログをよろしくお願いいたします。


さて、帰ろっと。