2010年12月13日月曜日

シンガポールでの国際学会

師走はいろいろと忙しいですな~。

去る12月4日~5日、シンガポールで行われた第2回Asia Pacific Primary Care Research Conferenceに参加してきました。

マレーシア、シンガポールをはじめ、バングラデシュ、香港、オーストラリアなど、東アジアの国々からの参加者がほとんどでした。

今回の学会参加者の年齢層は比較的若く、右の写真からはわかりづらいですが会場は熱気にあふれていました。

2日間にわたる学会で最大の盛り上がりを見せたのが、Research Championshipと題する、研究アイディアを競うコンテストです。今回の学会のChairmanであるLee Kheng Hock先生が、オーストラリアで行われていたものをこの学会に取り入れたそうです。

参加するチームは未発表・未実施の研究のアイディアを考えて参加し(研究の種類は量的・質的を問わない)、学会初日にそのアイディアを発表し、学会に招かれた一流の研究者の指導を受けたり一般参加者と議論したりしながらそのアイディアを実現可能な研究計画に練り上げ、学会の最後にその成果を発表します。発表の評価には一般参加者も加わり、「プライマリケアにおける重要な問題か」「その問題の重要性が理解できたか」などの評価基準をもとに採点します。

今回は8チームからの応募があり、選考で4チームが選ばれて本選で競い合い、シンガポールからのチームが優勝しました。各チームの発表はどれも個性的で大変面白かったのですが、自分たちで参加すればその十倍面白くて興奮するだろうな、とも思いました。

家庭医療関係の国際学会に参加するのは初めてだったのですが、国際学会の雰囲気・熱気が感じられて非常に充実した週末でした。次に行くときは自前の研究を持って行きたいですねー!

2010年12月11日土曜日

大学院の講義を受ける

 福島県のもっとも西に位置する只見町を午後12時に出て
 大学に14時40分ごろに到着。
 今日は、津田塾大学国際関係学科教授の三砂ちづる先生の講義を聞きに
 午後にいとまをもらい出てきました。
 
 この移動時間だけでも、かなりの時間です。
 往復で5時間弱の時間をかけるわけですが、タイムマネージメントと
 さらに体力もいります。
 
 今日の講義のある大学までは電車など公共の交通手段が利用しづらいため
 自家用車を運転しなければならないのです。 

 なので、平日にある聞きたい講義や講演は職場でのサポートもない限りは
 難しい状況にあります。


 と、ぐちのようなことをこぼしていますが、
 今日の講義は、これだけの苦労をした甲斐がある内容と出会いでした。
 三砂先生ならではのEBMとNBMの解釈、
 疫学者から習う疫学、
 三砂先生の経験から得られた視点を知りえたことでまた自分の視野が広がった気がします。


 疫学の重要性を知り、最近は家庭医、家庭医療、地域医療などを学びつつも
 疫学も専門にしようかと思い始めていた矢先の出会いなので、これからも
 三砂先生を通じて疫学の世界を探求しようかと新たに目標を定めました。

 
 ちなみに、三砂先生は、着物姿のよく似合う素敵な女性でした。
 デジカメを車の中に忘れて、写真を撮り忘れたために
 掲載できないのが残念です。
 あしからず。