2010年6月27日日曜日

第1回プライマリケア連合学会に参加

 東京国際フォーラムで開催された第1回プライマリケア連合学会学術学会に参加してきました。
 3学会が合併したのですが
 それぞれの方向性が異なる所にあるはずなのに、一緒になってうまくやっていけるのだろうかという不安はぬぐい去れませんでした。

 おさらいとして
 日本プライマリケア学会  → 開業医が多く 地域ケアを重視
 日本家庭医療学会     → 若手医師や学生が多く プライマリケアの専門医である家庭医養成を重視
 日本総合診療医学会   →  大学病院や研修病院などの中規模~大規模の病院の総合診療科の医師が多く ホスピタリスト(臨床、研究)の養成を重視

 という特徴があったと思われます。
 それぞれ方向性が違うわけなので、学会併合後の学会運用について
 1人の若手医師としては
 それぞれの学会に所属する先生たちや、それぞれの学会に参加してた若手医師、医学生がそれぞれの分野を認め合いながら
 それぞれの望む専門性を高める研修や研究をサポートしてもらえる学会となってほしいと思っています。

 

2010年6月24日木曜日

只見FaMReF。そして・・・



どうも、初登校・・・? 初投稿です。
今月の月例レジデントフォーラム(FaMReF)は、去る6月19日に福島県が誇る自然首都「只見町」で開催されました。
かく云う私も、(地域・家庭医療学講座所属3年目にして)実は「只見」初参戦でした。
住まいのあるいわき市を出発、長旅で寂しいので地域実習のBSL学生K君を半強制的?に車に乗せ3時間以上走らせて着いたところは・・・確かに「自然首都」でした。

フォーラムのトップバッターには、只見町国民健康保険朝日診療所循環器科の星野弘尊先生をお招きし、家庭医にとっても重要な「タバコについて」のレクチャーをしていただきました。タバコの有害性・禁煙外来の実際についてあらためて議論しながら、家庭医に出来る禁煙指導について学びました。
次に今年度から恒例のReflection of the monthでは、「病院の言葉を分かり易くする提案」ということで、W氏(当講座後期研修2年目)から国立国語研究所の取り組みを紹介してもらいながら、患者-医師間の知識のギャップへの配慮の重要性について深く議論しました。
さて、今回のメインイベントともいうべき「家庭医療と医療経済」では、昨年のいわきでのサマーフォーラムでも御講演をしていただいた、一橋大学国際・公共政策大学院教授の井伊雅子先生をお招きしてのレクチャーでした。国際的視野から日本の医療経済の現状と家庭医の役割について議論しました。井伊先生におかれましては、このために東京からはるか?時間の只見までお越しいただきありがとうございました。
トリをかざるのはもちろん葛西教授の「Cinemeducation」です。ミュージック・イン・ザ・ハート:Music Within(2007年)の1シーンを教材に、障害者に対して行われてきた差別の歴史を振り返りながら、家庭医として、各人の相違を認識・理解し合いながらケアをしていくことの重要性について議論しました。

学びを終えた勇者たちは、いざ決戦の地へ!
そう、宿命のオランダ戦を迎え、最強の焼き鳥が食べられるという居酒屋Mへ突入し店を占拠!
TVを完全包囲すると、あとは皆ただ好き勝手なことを言いながら大騒ぎ!
しかし、TS氏だけは冷静沈着に試合内容を評価していました。

翌日、前日の煮え切らない思いを癒したい有志たちは、森の生き字引K氏の案内のもと、白神山地を上回る規模のブナ林を沢伝いに散策しました。世界的にも極めて貴重な自然を全身で感じた後、K氏の御自宅でマトンの焼き肉をタラフク御馳走になり(無償で案内していただきながら御馳走にもなるとは意味不明ですが…)、「これで本当の福島県民になれた」というさわやかな気持ちで只見をあとにしました。BSLのK君も喜んでくれたよね? ウンウン

福島ならでは!



おばんです~
就寝前ですが、久々びっくりした日本酒の飲み方に出会ったので投稿してます。

今日は、まだ完成していませんが、一応、今週末の学会のスライド出来上がりました。
地域・家庭医療学講座のみなさんに多大なるご協力を頂いて。(最終コメントはまだですが・・・)。

出来上がった21時過ぎに、暑気払いもかねて、日本酒好きの先生と福島に繰り出しました。
そこで、「活性酒!」という、福島ならではのお酒に出会いました~!
ガスが強いので、管理が大変とのことです。
古い瓶だと割れてしまいます。実際Uさんも「割れてしまった」被害者の一人です・・・
このUさんは、もとKというお店店主で、独立して、Uというお店はじめた方です。
Uさんいわく、非常に扱いにくいと。

まず、写真のごとく、錐で穴をあけ、数分かけてガスを逃がします。
それから、やや酸ののこった、アミノ酸のうまみたっぷりのお酒を頂きます。
初めての飲み方でした。

さらにこのお酒、あの曙酒造「天明」です。
おいしい酒蔵です。

今日はこのあと、Bというお店にも行ってきました。
ここも、ミラクルな日本酒屋さんです。

見学にきて、日本酒飲みたい方はぜひ、声をかけてください。

そうそう、このUというお店、7月からHさんという利き酒日本一という経歴をもつ方が移動になります。
楽しみです。

たなか

2010年6月22日火曜日

サマー・フォーラムゲストは、あの「玄侑宗久さん」!




こんばんは。
暑くなりましたね~

今日は、7月のサマー・フォーラムの打ち合わせをしてきました。
なんと、ゲストはあの、芥川賞作家でもある「玄侑宗久さん」です。
三春町在住ということもあって、快諾していただけたのです。

認知症・解離性障害の患者・家族を題材にした本を出版されてもいたり、医療の倫理などに関しても各種委員をされてもおります。福島医大でも外部委員をされています。

いまから楽しみです!
本も頂いてしまいました。
しかも、直筆サイン入り~!

当たり前ですが、聡明で博学な方でした・・・

お坊さんもやっていて、座禅教室も時々やっているようなので、こちらも参加してこようと思います!

たなか

2010年6月17日木曜日

さくら湖マラソン大会

こんにちは。
今週は暑い日が続きましたが、皆さんいかがお過ごしですか。

私はこの間の日曜日、三春町で行われたさくら湖マラソン大会に医療班として参加してきました。
この大会の医療班のドクターは三春病院の歴代 地域・家庭医療部 後期研修医が担当していて、去年は佐藤先生、一昨年は鵜飼先生、その前は高柳先生(かな?)が参加しています。

私は初めての参加でしたが、けっこう本格的な大会でびっくりしました。
参加者は過去最高の1500人だったそうです。
クレープ屋さんなどの露店も出てました。
のんびりお茶でも飲んでいればよいのかと思ったら、
大会前後に血圧を測りに来るひとたちや
転んだ子どもたちの処置、大会で脱水や過換気になった人への対応など、
意外と忙しかったです。
でも三春病院へ来ている顔見知りの方や、ホームステイ研修に来ている学生さんの大家さんが事務仕事をしていて、病院の外でいろんな人の違った顔を知るのも大切なことだと感じました。

地域・家庭医療部にもランナーは何人かいますが、私も来年目指して走ってみようかなー

写真は、三春駒とさくら湖です☆

2010年6月16日水曜日

TVカンファレンス

おばんです。

今日のTVカンファレンスは「妊婦健診」でした。
いままで、自分が学ぶ機会がなかった分野です。
家庭医のトレーニングプログラムができたからこそなのですね。
4か月の研修で、学習者の意欲にもよると思いますが、かなり学べることが伝わってきました。
ちなみに、発表者のM先生は、毎週水曜日は産科病院で当直もしています。

これからもよい研修、そしてよい医療が提供できるシステムをみんなで作っていかないとですね。

今日もありがとうございました。

たなか

2010年6月15日火曜日

町の健康

こんばんは。

暑くなってきましたね~

今日は、三春病院での教育・診療をちょこっと抜け出して、三春町などと共同で行っている健康政策の基盤とすべく行っている研究の打ち合わせで保健福祉課に行ってきました。
研究ってなかなか大変ですが、コツをつかむとなんとか流れるようになります(した)。
統計ソフトもなんとか使えるようになりました。
そうそう、朝は、ジャーナルクラブでMeta-analysisの論文の批判的吟味してたのですが、自分が研究やっていると見方も違ってきます。

こんな環境に感謝です。

あ、研究の内容は、直近では、6月25・26日のプライマリ・ケア連合学会(ちょっと抄録訂正ありますが・・・)、10月の公衆衛生学会でも発表します。

いつもありがとうございます。

たなか

2010年6月14日月曜日

TVカンファレンス

今日は、葛西教授の「家族志向型ケア」のレクチャーでした。
新しいメンバーは、当然、新しいことが学べる場です。
古いメンバーは、といっても忘れやすい「僕だけ」かも知れませんが、基本に立ち返る場となります。

本日の具体的な内容としては、「Dr, Family」の葛西教授考案のアプローチ→
「D」eath and dying:死に至る病、ターミナル・ケア、悲嘆ケア、悪性疾患の告知
「R」ecurrent problem:頻繁な受診、過大なケアの要求、治療効果のギャップ、慢性の病気
「F」rail elderly:高齢者ケア、在宅ケア
「A」cute problem:重篤な急性疾患、入院
「M」ental illness:精神疾患、心理社会的問題
「I」 have a family, too.:職業と個人の生活のバランス(医療者自身の問題)
「L」ife style problem:アルコール症、喫煙、高血圧、脂質異常、糖尿病、肥満、など
「Y」oung family:妊娠、避妊、不妊、育児、小児の問題行動、予防接種、遺伝相談、など

に沿った、症例解説などです。

いつも、ありがとうございます。

たなか

レジナビフェア@東京

おはようございます。

梅雨ですね。
昨日は、レジナビフェア@東京に行ってきました。
葛西教授と一緒にです。

福島医大としての参加だったのですが、ん~
東京での福島というか、東北の医療に興味を持っていただくのは難しい・・・?
ほかの東北の大学・病院も閑散としてました。
話しかける医大のスタッフが悪いわけではないと思うのですが。
そんな中で、この、地域・家庭医療学講座に興味を持ってくれた研修医の先生が2名ほど。
1人は他大学出身の方で、葛西教授の講演を聞いて。
もう1人は、出身が福島市の方で、総合医・家庭医に興味がある方でした。

今度、youtubeで実際の研修風景でも載せてみようと思いつつ、みなさんどう思うでしょうか?

日々に感謝して、今日もがんばろ~っと。

たなか