2009年11月24日火曜日

NAT隊報告


おまたせ、おまたせ。
NAT隊 続報はいりま~す。続報というか、後日談というか。
NATツアーは実は終了してしまいました。前回投稿してから、なかなかインターネットにつなげなくて、気が付いたら日本についてました。
おもえばいろいろあった研修でした。

概要だけのべると
①ニュージーランド、オークランド大学のGPのえらい人々とディナー
②オークランド大医学部の教育責任者とTalk、その後、オークランド大医学部学生とTalk、オークランド市内のクリニックの見学、オークランドでのcommunity based learning(学生の診療所研修)についてのTalk
③オーストラリア、General Practitoner(以下GP)のRegidentのワークショップに参加
④オーストラリアのクリニックの見学、指導医宅に招かれディナー(BBQ)
④GPのtraining Program責任者と、その内容についてTalk
⑤NAT隊での反省会
てな感じです。オーストラリアでは観光時間も一日ありました。


一番の感想は、海外のGP達と出会えて本当によかったということです。
彼らはとても親切で、僕たちのつたない英語にも関わらず、話に耳を傾けてくれます。僕らを応援してくれます。実際に会って、話して、体験してみて得られるものがたくさんありました。
本当によい1週間でした。僕の人生が変わるかもしれないチャンスでした。

今回の研修でお世話になったみんなにありがとうです。
この話、くわしく聞きたいなんて方はぜひ12/19の郡山でのFaMReFにご参加を!!!

2009年11月17日火曜日

ニュージーランド研修


いやいや、みなさんお待たせしました。
え、誰も待ってない?まあまあ、そういわずに。
NAT(New zealand・Australia Troops)隊、実況中継いたします。
これは、地域家庭医療部の1年目後期研修医が、海外の家庭医療先進国を視察するというもので、毎年、われらが葛西教授のおかげで可能になっています。
今回、我々4期生3人+初期研修医1名(希望者)は、ニュージーランド・オーストラリアに行くことになり、NAT隊と命名されました。

前評判では、成田空港にたどり着くこともできないのでは?とささやかれるほど、頼りがいがある我々4期生でしたが、11月15日、日本を出発して、11月16日に無事ニュージーランドのオークランドに到着しました。
え、無事じゃなかった?まあ、ニュージーランドで麻薬密入者に間違えられて、1時間ぐらい質問攻めにあいましたが、海外旅行ではよくある話ですよね?

ニュージーランド初日は、オークランド大学のTim氏(Associate prof)宅でdinnerいただきました。
チキンの丸焼き、鯛をつかった伝統料理、その他いろいろ・・。デザートではニュージーランド伝統のケーキ「パプロブァ」をいただきました。卵の白身を使っていて、口のなかで溶けるような不思議な食感でおいしかったです。写真は食いかけですが・・・。

長くなりましたので、今日はこの辺で。
え、肝心の内容がないって?まあまあ、そこいらはFaMReFで発表しますよ・・・。たぶん。
はあ~、英会話って大事ですよね・・・。

2009年10月25日日曜日

秋深し 只見






 



 自然が豊かな只見



 自分が生まれ育った熊本とはまったく異なる地域に住み始めて早6か月



 四季折々の魅力が



 地域住民の温かさを感じる只見のよさをさらに引き立てます






 

2009年10月19日月曜日

FaMReF 10月

日に日に気温が下がって来たことを実感する、10月も後半。

COMFAMでは、毎月レジデントフォーラムを行っています。
今月は、後期研修先としてCOMFAMを考えてくれている研修医の皆さんも参加してくれました。


沖縄土産、オーストラリア土産、須賀川の名物「くまたぱん」、福島盆地で作られた「種なし巨峰」など、
フォーラム始まる前からお土産広げて楽しんでました。

ということで、COMFAM後期研修医のCase of the Monthから始まり、
葛西教授のシネメデュケーション、今回は「潜水服は蝶の夢を見る」でした。

そして、来年のCOMFAMのミッション、これから福島に来てくれる諸外国の家庭医たちの紹介、
この半年の研修状況の紹介などで、あっという間の4時間でした。

夜はイタリアンで懇親会。
その後も遅くまで盛り上がり、私は翌日声がれと筋肉痛でした。

鑑別診断は・・・ご想像にお任せします。

仲間が増えるということはとても嬉しいことです。
ぜひ一緒に家庭医療を学ぶ仲間が増えることを願っています。
まだまだ、来年度後期研修医募集中です!

2009年10月14日水曜日

多彩な訪問者

こちら伊達市保原町は、街路樹も紅葉を始めています。
ドライブコースとして有名な「磐梯吾妻スカイライン」は先週末混雑していたようです。

さて、今日は保原中央クリニック家庭医療科の近況を。

福島県内で最初に「家庭医療科」として診療を開始した保原中央クリニックには、
様々な方が見学、視察にいらっしゃいます。

1.医学生
 福島医大医学部の5年生が、2週に1回のペースで実習に来ます。
 よくある題材でPBL(Problem based learning)をやりつつ、
 ロールプレイで自分たちの様子をビデオレビューしたり、
 午後から訪問診療に同行したり。
 終わった後の感想が、事前の印象と変わっていると嬉しくなりますね。

2.研修医
 法律で定められた2年間の初期研修の後、後期研修(すなわち「家庭医」を目指しての研修)先として、
 福島医大地域・家庭医療部を考えてくれている人たちが見学に来てくれます。
 一緒に患者さんについて考えたり、訪問診療に行ったり、
 出来るだけ私たちの日常を見てもらうようにしています。
 指導医付きで診察して、ビデオレビューすることも。

3.他病院・医療法人
 県内で最初に始めた家庭医療科なので、今後家庭医を受け入れていきたい、と
 考えてくれる病院や医療法人の方が見学に来られます。
 広めに作って、家族が座れるソファも置いた診察室や、
 ビデオレビューシステムを真剣に見てくださっています。

4.行政
 先日は某市の副市長さんまでいらっしゃいました。
 福島県内での「家庭医」の認知度が上がった証拠かな、と勝手に考えています。
 また、県ぐるみでの家庭医育成プロジェクト、ということで、
 他県や厚生労働省の担当の方が見学にくることもしばしば。
 来週には十数名の視察団がいらっしゃるようです。

5.外国から
 教授のお知り合いで、福島の家庭医療を見に来てくれる諸外国の家庭医も来てくれます。
 先日はロジャー・ネイバー先生が来てくださいましたし、
 私たちの海外視察で知り合いになったレジデントも来てくれたりしてます。


と、多彩な訪問者がいらっしゃるわけです。
出来る限りお見せして、様々な意見をいただけると嬉しいと思っています。
(もちろん、患者さんのケアに影響が出ないようにですが・・・)

ということで、見学などのご希望があればご連絡ください。お待ちしています。

2009年9月7日月曜日

夏のイベント その3 サマーフォーラム@いわき

フラガールに感動。

昨年に引き続き、福島県いわき市のかしま病院を会場に、
家庭医療サマーフォーラム2009 in ふくしま@いわきが行われました。

今回の特徴は、
われわれComFamのメンバーから、医学生、研修医、ベテラン医師、
臨床心理士、リハビリ技師、行政、経済学者、オーストラリアの家庭医まで、
参加者がバラエティに富んでいました。
ディスカッションもいろいろな視点からの広がりがあり、おもしろかったですね。

初日は葛西教授の「ようこそ!家庭医療へ」「シネメデュケーション」から始まり、
後期研修医 若山先生ののCase of the Month「認知症の告知って?」のディスカッションで盛り上がり、
今回のFaMReFスペシャルへ。

一橋大学 国際・公共政策大学院 教授の井伊雅子先生から、
「家庭医が変える日本の医療」と題して、経済・政策からみた医療のお話をしていただきました。
医療の世界で仕事をしていると、国の経済や法律、政策について考える機会はあまりなく、
新たな視点が開けた貴重な機会でした。

その後、歓迎夕食会を行い、いよいよスパリゾートハワイアンズへ。
映画「フラガール」の舞台といえばわかる方も多いでしょう。
映画を見て、ショーを見るとまた感動します。ショーを見て、映画を見るとまた感動します。


2日目はCase of the Month 星先生「小児の虫垂炎」、田淵先生「日常診療における予防医療って?」
から始まり、二つ目のFaMReFスペシャルへ。

横浜市立大学付属病院総合医療センター リハビリテーション科 助教の若林秀隆先生に、
「地域でのリハビリテーションチームをどう作り育てるか」お話いただきました。
これまでリハビリについて学ぶ機会もなく、知識不足や不全感を実感している私ですが、
今ある人、物といった資源を把握したり、ネットワークを作ることで、
自分にもリハビリテーションの理念に合致した仕事ができるような気がしてきました。


充実した2日間はあっという間でした。
遠方から来ていただいた先生方、準備をしてくださったかしま病院のスタッフの皆様、
そして参加してくださった皆様、ありがとうございました!

今年のサマーフォーラムはこれで終了ですが、
この秋もFaMReF、そのほかでイベントを企画していきます。
ぜひ気軽に参加してください!

2009年8月17日月曜日

夏のイベント その2 家庭医療学夏期セミナー

お盆になり、ようやっと夏らしい日差し、暑さがやってきた伊達市です。

この夏は台風や地震などの天災が多いですね。
被害を受けた方々には、謹んでお見舞い申し上げます。

さて、家庭医療、夏、と言ったらこのイベントは外せません。

「医学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー」

今年で第21回を迎えたこのセミナー。
昔は参加者よりも講師のほうが多かった時代もあったそうですが・・・
最近は毎年百数十人が参加する大きなセミナーになりました。
何よりも、有志の学生の皆さんが運営をしているというところがすごいし、すばらしいですね。

さて、我々福島医大地域・家庭医療部のメンバーがらみでは、
「どうやって家族へ関わるか ~ロールプレイで学ぶ家族志向型ケア~」
「患者さんと話したくなる 診療コミュニケーションはじめの一歩」
の2つのセッションで講師を務めました。

どちらも、家庭医療のコアである患者中心の医療を実践するにあたって、
とても重要なコンポーネントであると私は考えています。



「家族志向型ケア」は、奈義ファミリークリニック、医療生協家庭医療学レジデンシー・東京、
そして亀田ファミリークリニック館山卒業生、そして福島医大の私、という、
何ともバラエティに富んだ4人組でのセッションでした。
参加者としてこのセミナーに参加したのがきっかけで仲良くなった4人なんですね、これ。
こんな仲間と一緒に学べるのは、うれしいことです。

そして今年新ネタの「診療コミュニケーション」。
こちらは福島医大地域・家庭医療部の後期研修医でコーディネートしました。
学生時代、研修医時代、自分たちがどんなことに困っただろうか。
そんなことを思い出しながら企画したセッションでした。
コミュニケーションは難しいかもしれないけれど、その難しさを分かった上で、
自分の個性を生かしながら、ちょっとしたコツをつかうといいよ、
ということが伝わったらいいな、と私は思っていました。

参加者は若い学年の医学生から初期研修医の皆さんが中心で、
家庭医らしさ、家庭医の考え方というものに触れてもらえたかな、と思っています。

私たちは後期研修医、というまだ修練途中の身ではありますが、
家庭医療の面白さ、奥深さ、楽しさを若い皆さんに伝えることも、
重要な役割であると思っています。

実際、ロールプレイでしどろもどろだった学生さんが、
セッションの中で学び、どんどん身につけていく様子を見せてもらい、
私たちもうれしく、楽しくセッションをやらせてもらえました。

こういったセミナーでなくても、知り合いを集めて勉強してみたい、
セミナーには出られなかったけど、セッションを開いてほしい、などのご要望があれば、
ぜひ出張勉強会などもやってみたいな、と思っています。
(学生さん、気軽にリクエストお待ちしています!!)

ということで、やっぱり夏期セミナーに行ってエネルギーをもらって帰ってきた私でした。

2009年8月12日水曜日



お世話様です。










8月6日と8日の2日間、名門・かしま病院にて「キッズ医者かしま」なるイベントが開催されました。

今話題(そうでもないか?)の職業体験キッザニアをほぼ完全に再現した、完全にパクった、子ど
もの夏休み病院職業体験です。

そもそもの発端は、石井・星両氏との7月の首脳ミーティングで、かしま病院から何かを発信しよう、と足りない脳みそをしぼりだして発案した企画です。おじいちゃん、おばあちゃんへの健康講座はすでによくやっている、次は子どもだ、と短絡的にとびついた内容ですが、とてもいい発案ではなかったかと思っています。

目標は子どもに真面目に、本格的に医療を体験してもらい、かつ夏休みの定番・自由研究を終えてもらうこと、そしてそれを見ている親御さんに感動を与えることでした。

今回は初めてであったのでジャブ程度に10人弱くらい集めてやれればいいかと思っていましたが、募集してみると結構応募してきてくれたため、30人を二回にわけて開催しました。

内容は、キッズの診察体験(レントゲンまで読んでもらいました)、BLS体験、院内見学などです。白衣、聴診器、ネームカードを準備し、テキストを作成、書き込んで行ってもらうと自由研究の型になるようにしました。

ありがたくも司会をやらせていただきましたが、時にスベり、またスベりしながら、粛々とすすめることができました。ずいぶんたくさん汗をかきました。

終わった後の印象、フィードバックのアンケートをみるとみんな楽しんでいってくれたようでなによりでした。来年も全員が参加したいと言ってくれたので、改良を加えてまた開催したいと思います。
超ローカル新聞にもとりあげてもらえました。将来的には定番行事となり、未来を担う子ども達に医療に関心をもってもらい、地域の健康増進につながればよいな、と思います。

今回自分にとって印象的だったのは、病院職員の方に準備を手伝ってもらったのですが、その手際のよさでした。とても勉強になりました。ありがとうございました。

基本的に、だれも損しない(よくいうWin-Win)類のものなので、これからも他にもさまざまな企画を行えればよいと思います。








2009年8月10日月曜日

夏のイベント その1 サマーフォーラム @ 只見


なかなかはっきりしない天気が続く、ここ伊達市です。
米の生育が心配になる今日この頃。

さて、地域・家庭医療部では8月1日・2日に
“家庭医療サマーフォーラム in 福島 2009 @ 只見”を開催しました。

私自身は所用で参加できなかったのですが、
 「家庭医療の現場におけるコミュニケーション」
 杉本なおみ先生(慶應義塾大学看護医療学部 教授)
 「地域研究を学ぼう!~山村地域における住民の健康をまもるための連携~」
 早川岳人先生(福島県立医科大学医学部衛生学・予防医学講座 講師)
お二人のゲストにお話しいただき、ブナ林を散策して只見の自然を満喫したそうです。

9月には“フラガールと学ぼう! 家庭医療サマーフォーラム in 福島 2009 @ いわき”
を開催予定です。ご参加をお待ちしています!
<地域・家庭医療部ホームページ サマーフォーラム紹介へ>

2009年8月6日木曜日

福島ってどこ?

福島、辺境の地だと思っている人もいるとおもいます。
そんなことはありません!
便利です。

そこで、こんな案内地図を作ってみました。
というか、秘書さん達が作ってくれました!
ありがとうございます!

2009年8月5日水曜日

M町でのお仕事

只今、仕事の合間に初ブログ。
気分はいつまでも研修医です!
まだ若いので!

現在、F県M町とお仕事させていただいています。
いま、データ分析疲れたので小休止(広報の仕事?)。
健康のこと、医療費の問題、医療を中心とした街づくりの問題・・・、いろいろあります。
先々週は、教○と一緒にM町議会で事業(研究兼ねてます)報告、
先週はF県のほか4市町村との打ち合わせなどしてました。
なかなか、やりがいがあります。
病院・診療所・保健福祉関係だけでは見えてこないものが見えてきて楽しいです。

M町からは、他に小学校・中学校の生活習慣に関しても共同で事業進めていくことに先週決まりました!
なかなかチャレンジングなことですが、日本を背負うこれからの子供のためにがんばるぞ!
みんな、よろしくね。

「家庭医は、公衆衛生と臨床の架け橋」と言ってましたが、まったくその通りだな~って。

できるところからコツコツと。

2009年7月27日月曜日

相馬野馬追


お初 投稿いたします。後期研修医1年目 わっきーともうします。

2009年4月から、公立相馬病院で研修中です。


地域中核病院として、集まってくる患者さんの診察をしながら日々勉強しております。


さて、話は変わりますが、7月24日に、「相馬野馬追」に参加させていただきました。

福島3大祭りの一つに数えられ、国指定重要無形民俗文化財にもなっているほどのイベントですが今回はわれらが教授が見学に招かれるとのことで、なぜか僕も同行させていただけることになりました。


平将門が、関八州の武将を集めて下総国で行った軍事訓練(野馬を放して、その馬を敵に見立てての訓練)がその起源といわれており、メインとなる24日には500騎をこえる騎馬武者行列が南相馬市内を行進します。


武者行列行進中は侍魂が現代によみがえります。行列を2階から見下ろす輩には罵声をあびせ、いかなる者も行列を横切ることは許されません。今回も外国の観光客が横切って、すごい剣幕でどなられてました(日本語わかってない様子でしたが)。


そのほか、甲冑競馬(鎧を身につけ、旗をはためかせながらの競馬)、神旗争奪戦(花火で打ち上げられた旗を騎馬武者が奪いあう)も行われました。もちろん落馬して救急車が4.5台出動したりするなどかなり会場はヒートアップ(?)しており、とても活気あるお祭りでした。


毎年この祭りに参加することを楽しみにしている方も大勢いるようで、今回は日ごろの職場を離れ、市域の中に溶け込んだ一日でした。


こんな日もたまには必要ですよねえ・・・?

2009年7月14日火曜日

7月のFaMReF


あっという間に今年も半分過ぎました。
子どもの頃は、もう少し月日の進むのがゆっくりだった気がします。
なんてことを言い始めるのは、おじさんの始まり?

さて、7月11日に7月のFaMReFが行われました。

今回はCase of the Month 3例とCinemeducationに加えて、
慶應義塾大学医学部漢方医学センターの渡辺賢治先生にお越しいただき、
漢方医学、特に胃腸の症状に関してお話しいただきました。

家庭医の外来を受診する患者さんの中には、
検査では明らかな異常は見つからないんだけど、症状に困っている方や、
胃もたれや便秘など、薬での調整が難しい症状の方が多くいらっしゃいます。

そんなとき、漢方を自分の引き出しとして持っておくと、
患者さんのお役に立てるかな、と感じました。

そして渡辺先生の人柄と、家庭医を応援していただける気持ちを感じることができました。


手足は温かいのですが腹が冷え、下痢をしやすいので、
「腹は冷やさずに温めるものです」という渡辺先生のお話を受けて、
腹巻きをして寝るようにした私です。


【おしらせ】
8月はサマーフォーラム in 只見、9月はサマーフォーラム in いわき を開催予定です。
家庭医療を学んでみたい方、ぜひご参加ください!!

詳しくは福島医大地域・家庭医療部ホームページ

2009年7月8日水曜日

七夕☆

ご無沙汰しております。
昨日は七夕でしたね~!
各地でいろんなイベントが行われたと思いますが、
三春病院ではハンドベル演奏会が開催されました。

地域・家庭医療部からは後期研修1年目の佐藤くんが、
金の星がついた冠(?)を頭にかぶって果敢に参加しておりました。
勤務中に写メを取る勇気がなく、写真がないのが残念ですが、
「夏の思い出」や「キラキラ星」をきれいな音色で演奏してました。
音につられて観客も増えてアンコールまでありましたよ♪


ちなみに佐藤くんが参加になったのはサービス向上委員会のメンバーだからです。

さて、今週末はFaMReFですね。
皆さんに会えるのを楽しみにしています。

2009年6月3日水曜日

祝 1周年


おかげさまで、1周年。


福島医大 地域・家庭医療部の拠点としてオープンした、
保原中央クリニック 家庭医療科 が5月28日で1周年を迎えました。
地域の皆さんに支えられ、院内・周辺施設の皆さんに助けていただきながら。

今は、1日当たり30~40人の外来患者さんを診察し、
訪問診療では7件のお宅に、月1~2回の訪問を行っています。

介護福祉の事業所との連携や、さまざまな事業の健康講演会など、
院内だけでなく院外へ出ていく活動も徐々にできてきています。

まず、1年。
そして、これから。

ケーキはみんなで美味しく頂きましたとさ。

2009年5月26日火曜日

5月のレジデントフォーラム

新型インフルエンザで大変な思いをされている方、いらっしゃると思います。
ひとまず状況が落ち着くといいのですが・・・

こちら保原中央クリニックは、新メンバーを加えて後期研修医3人体制になりました。
そしてもうすぐ1周年です。ありがたい限りです。

さて、5月16日に行われた我々のレジデントフォーラム、
Family Medicine Resident Forum 通称 FaMReF の報告です。

今回はゲストがお二人。
いわき市のかしま病院から、緩和ケア認定看護師の鈴木則子さん、
遠く、岐阜県揖斐郡北西部地域医療センターから、吉村学先生 に来ていただきました。

通常のケースプレゼンテーション Case of the Month では、
膝痛のケースと、私が行った健康教室のプレゼンテーション、
台湾見学隊の報告(このブログの過去の投稿ご覧ください)、鈴木さんから緩和ケアについて、
そして吉村先生から後期研修のフィードバックについて、地域でいかに学生を教えるか、
の2セッション、と盛りだくさんの内容でした。

夜は福島県の郷土料理を肴に、熱く盛り上がりました。
吉村先生、鈴木さんにも我々の「熱さ」(暑さ?)を実感していただきました。

そんな月例のレジデントフォーラム、部外の方も参加歓迎ですので、
ぜひご連絡ください! お待ちしています!!

2009年4月25日土曜日

台湾



お世話様です。台湾より。
草薙君のニュースはCNNでやっていました。
今週は月曜から水曜まで金山のhealth center、木曜と金曜はNational Taiwan University Hospital(NTUH)にて研修しました。
金山は台北からさらに北に行った海沿いの田舎の港町で、テレサ・テンの墓があることで有名(?)です。
日本の保健所のようなところですが、家庭医のattendingが1名、residentが2名配属されていて、外来や検診、往診など精力的に活動していました。
とはいうものの、レジデントにとっては比較的時間にゆとりのある場所で、毎日午前3時間、午後3時間程度仕事して、それ以外はfreeでした。
温泉、海、中国4000年の歴史、テレサテンの墓などさまざまなところに連れて行ってもらい、町を堪能できました。
本当に親切なレジデント達で、感激しました。自分も見習わねば。
NTUHは、名前のとおり大学病院ですが、家庭医科が病棟をもっており(ホスピス17床、急性期病棟19床)、そこが福島との大きな違いでした。
さすが大学病院らしく、人がたくさんおり、カンファもたくさんありました。
われらがKuang-En先生もあわただしく病棟で働いていました。
今日はジャパンからプロフェッサー リューキ・カッサイがお見えになり、夜は歓迎食事会を開催していただきました。
目があった人とおもむろに乾杯をするという(これも台湾流でしょうか)感じで、写真のメンバーからは想像できないでしょうが、思ったより激しい飲み会でした。
僕たちもひさしぶりに教授の顔をみて、また決意を新たにしました。
明日は高柳先生の結婚式です。おめでとうございます!


2009年4月17日金曜日

台湾家庭医療報告

ここ台湾での滞在も早や2週間が過ぎ、折り返し地点に入りました。

明日から台北に移動し、台湾大学医学部の関連施設での視察が始まります。
毎日が、とても濃密な時間です。いろいろなことを思い、考えます。

台湾の人たちの温かさ、人情味、人の好さ。
この2週間で「謝謝」を何度言ったことか。何度「請客」してもらったことか。

日本の20年は先を行っている、台湾の家庭医療。
地域医療はもとより、老年医学、青年医学、職業医学、緩和医療など幅広い分野に展開し、活躍する台湾の家庭医たち。
Family-orientedで、予防医療の支援ツールとしても働いている、家庭医用のすぐれた電子カルテシステム。


かつてこの地域が日本だった時代の、記憶と遺産。
往診先や老人ホームで嬉しそうに日本語で話しかけてくれた、日本語教育世代の高齢の方々。
日本が導入し、この地域に根付いたサトウキビやコーヒー豆農業を、現在も黙々と営み続ける人たち。

豊かで静謐な自然、多彩で官能的な食文化、情熱的でエネルギーあふれる祭祀。

今回の滞在では、中山大学の李孟智教授、顔啓華主任をはじめ、現地の家庭医療レジデント、医学生、事務の方々、訪問診療の看護師さんや運転手さんなど、本当に多くの人たちに大変お世話になっています。

こんな素晴らしい機会を与えてくれた葛西先生に、本当に感謝です。


台湾での家庭医療について、すでに持ちきれないほどの収穫が得られています。福島で楽しみに待っていてくださいね!







2009年4月16日木曜日


お世話様です。台湾より。
ビビアンスーはこちらでまだ健在でした。
今日はいままで通っていた斗六から車で20分くらいの虎尾の病院に場所を移しました。どちらもNational Taiwan University の付属病院ですが、今日行った虎尾病院は新しい病院でまだ5か月しかたっていないとのことでした。
台湾の家庭医療の特徴として、ほとんどの病院で緩和ケアを家庭医が行っています。レジデントも多くの人がホスピスをローテイトしています。ここの病院では家庭医の病棟は緩和ケアのみであり、中心的な仕事であるようでした。
昼間にDrから、「今夜はウエルカムパーティーをやるのでKTV(カラオケ)に行きましょう!」と誘っていただいたので行ったのですが、いざ行ってみると会ったこともない女性6人(病院の関係者みたいですが、詳細不明でした)となぜだか一つの部屋でカラオケが開始されました。そのうち1人は、子供の世話をしないといけないとかで開始10分で帰って行きました。全員淡々と歌を歌い、ご飯を食べていました。謎な展開に僕ははじめはドッキリか何かだと思いました。
そんなアウェイな雰囲気の中で武田先生は中国語の歌を見事最後まで歌いきり、Made・in・Japanの実力をみせつけてくださいました。感謝です。
カラオケは延々4時間続き、二人で首をかしげながら家路につきました。
台湾流omotenashiでしょうか。

2009年4月15日水曜日


お世話様です。台湾より。


雲林にて3日目、今日は午前中は研修1年目の先生と訪問診療を行い、午後は医学部5年生が地元の中学生を相手に結核、および薬の飲み方の授業を行う様子を見学し、その後地域の診療所の先生の元を訪れました。


診療所の先生は、かつて台湾の医師会の会長をやっていたという大物でした。父親は日本の医学校を卒業しており、カタコトの日本語で「いじぇん(以前)はよかった、いじぇんはよかった」と連呼していました。
ここ台湾でも、医療費の削減が積極的にすすめられており、患者の要求も最近どんどん増えてきて、開業を成功させるのはとても大変だということです。
また、「新宿はいい!」とも、何度も何度も言っていました。
写真はその後皆で中国4000年の歴史を味わっているところです。

2009年4月14日火曜日


お世話様です。台湾より。


おそらく誰も読んでいないでしょうが、今日も連続で投稿します。
雲林にて2日目、今日は午前は検診、家庭医の院内コンサルテーションの見学、午後はnursing homeを訪れました。
検診は家庭医の仕事で、今日は2年目のレジデントがやっていました。写真は台湾版の検診の用紙です。
また、家庭医の院内コンサルテーションとは、nursing homeにはいる適応があるかどうかを家庭医に決めてもらうという事で、つまりは治療してよくなった患者の行先探しをお願いされるという、ありがたいようなありがたくないような仕事でした。
日本との違いは、nursing homeに入れるかどうかの決定はすべて家庭医にゆだねられており(特老に入所できるかどうかをすべて家庭医が決定するようなもの)、その分患者の状態のみならず、家族背景、経済状況など様々なことを考慮して慎重に決めていました。
nursing homeは、僕の知っている「あぶくま荘」と同じような感じで、みなさんの発する魂の叫び声は世界共通なんだなーと考えていました。
今日は昼と夜に中国4000年の歴史を味わいました。
武田先生は天使のような微笑みをうかべながら眠っていらっしゃいます。

2009年4月13日月曜日


お世話様です。台湾より。
いまだかつてブログを書いたことがないですが、グラビアアイドルも真っ青の自意識過剰な内容をお届けしてみたいと思っています。


今日から武田先生と合流し、雲林での研修がはじまりました。久々にあった武田先生はさらにたくましくなっていてびっくりしました。
写真は共同生活の場です。台所はありませんでしたので武田先生の料理を食べることはできないようです。
雲林は台湾の中部にある農業のさかんなCounty(郡みたいなもの?)です。人口は70万人くらいだそうです。こちらはすでに灼熱で、半袖でも辛いくらいです。
今日は午前はオリエンテーション、午後は地域の保健センターに行きました。ほとんどみなさん中国語を話すので厳しい闘いを強いられました。ので詳しい内容は武田先生がきっと伝えてくださることでしょう。武田先生は現地人にまじってこじゃれたジョークなどもとばしていました。さすがです。
夜は近くの食堂で中国4000年の歴史を味わいました。

2009年2月11日水曜日

健康セミナーで話しました

 

家庭医として働くにあたって、予防活動はとても重要だと考えています。
まだ診療を始めて1年弱ですので、なかなかすぐには院外での活動の機会はありませんでした。

そんな中、健康セミナーの依頼をいただき、2月8日にお話してきました。
内容はメタボリックシンドロームについて。
○×クイズを交えて参加してもらいながら、メタボについて、そして生活習慣について話しました。

アイスブレイクに、と思って、最初の○×クイズに
「私はメタボリックシンドロームに該当する ○か×か?」
という問題を出したのですが、、、
その答えがこの写真です。ちょっとショック(笑

約1時間お話しさせてもらいましたが、
準備の段階でいろいろ勉強したことで、自分の不勉強をまた実感しました。
教えることは学ぶこと、と再認識した私です。
Posted by Picasa

2009年1月12日月曜日

2009年にむけて

あけましておめでとうございます。
雪も降り、冬らしくなってきました。

地域・家庭医療部の2009年は、3人の新メンバーを迎えることになっています。
その顔合わせ・オリエンテーションが1月10日・11日に行われました。

葛西教授からはこれからの地域・家庭医療部の方向性が話され、
来年度、どのレジデントがどの病院で研修するかの相談をみんなで進めていきました。
それに合わせて、通常の月例勉強会:FaMReFも行われ、
レジデントの症例提示、葛西教授からのCinemeducation、田中助教からの生活基礎調査からみる家庭医の研修のプレゼンがありました。



夜は飯坂温泉へ。
それぞれの新年の抱負だったり、近況の報告がされたりと交流を深めました。
新メンバーに地域・家庭医療部のメンバーを身近に感じてもらういい機会になったと思います。



その夜、
宴会が終わって部屋で飲んでいた時、ちょうど某救急のドラマをTVで見ていましたが、
医者だけの集まりだったので、なかなか突っ込みが激しくておもしろかったです。
聴診だけで心筋梗塞の診断するのはむずかしいな・・・とか。