ハワイは11月から少し雨がちな季節になるようで、今週の滞在期間中は、朝や夕方に雨に降られることが多かったです。この季節のハワイの日差しは穏やかで、朝の雨の後には青空にくっきりした虹がかかっていました。ハワイでは車のナンバープレートに虹のマークが入っているのですが、その理由が納得できましたね。 ワイキキビーチには、旅行会社のパンフレットそのままの風景が広がっていました。
気候も暑すぎず涼しすぎず、蒸し暑さも少なくて、とても過ごしやすかったです。今回ハワイ隊は、ワイキキビーチの近くのコンドミニアムに滞在し、現地で食材を調達して朝夕の食事を作り、合宿さながらの楽しい集団生活でした。コンドミニアムのベランダは爽やかな南国の風が吹き抜け、ホテル群の夜景が楽しめる小さな箱庭。朝からサーフボードを抱えて道行く人が多いのも、ハワイならではでした。あと地元の水族館は小さいながらもスタッフの熱い心意気が感じられるいいところでした。
今回のハワイ視察では、ハワイ大学医学部家庭医療部のオアフ島の関連施設を中心に見学してきました。後期研修医の病院研修が行われるWahiawa General Hospitalと診療所研修が行われるMililani Physician Centerでは、ハワイ大学の優秀な家庭医療指導医たちの案内のもとで家庭医療後期研修の様子を見せていただき、ハワイ大学医学部の卒前教育の最大の売りであるProblem Based Learningも体験することができました。
その他、ハワイのホームレスのための施設であるHOME (Homeless Outreach and Medical Education) Clinicへの訪問では地元のホームレスやハワイ大学医学生たちと触れ合い、地元の市立病院であるKuakini Health Systemでは現地で精力的に働く日本人医師やレジデントたちと楽しいひと時を過ごし、そしてハワイ大学の教育施設であるJohn A. Burns School of Medicineでは卒前・卒後教育に携わる医療文化人類学者、医学教育担当者、Pacific Healthに従事する医師や研究者らと交流を持つことができ、非常に充実した盛りだくさんの毎日を過ごすことができました。
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