2009年10月14日水曜日

多彩な訪問者

こちら伊達市保原町は、街路樹も紅葉を始めています。
ドライブコースとして有名な「磐梯吾妻スカイライン」は先週末混雑していたようです。

さて、今日は保原中央クリニック家庭医療科の近況を。

福島県内で最初に「家庭医療科」として診療を開始した保原中央クリニックには、
様々な方が見学、視察にいらっしゃいます。

1.医学生
 福島医大医学部の5年生が、2週に1回のペースで実習に来ます。
 よくある題材でPBL(Problem based learning)をやりつつ、
 ロールプレイで自分たちの様子をビデオレビューしたり、
 午後から訪問診療に同行したり。
 終わった後の感想が、事前の印象と変わっていると嬉しくなりますね。

2.研修医
 法律で定められた2年間の初期研修の後、後期研修(すなわち「家庭医」を目指しての研修)先として、
 福島医大地域・家庭医療部を考えてくれている人たちが見学に来てくれます。
 一緒に患者さんについて考えたり、訪問診療に行ったり、
 出来るだけ私たちの日常を見てもらうようにしています。
 指導医付きで診察して、ビデオレビューすることも。

3.他病院・医療法人
 県内で最初に始めた家庭医療科なので、今後家庭医を受け入れていきたい、と
 考えてくれる病院や医療法人の方が見学に来られます。
 広めに作って、家族が座れるソファも置いた診察室や、
 ビデオレビューシステムを真剣に見てくださっています。

4.行政
 先日は某市の副市長さんまでいらっしゃいました。
 福島県内での「家庭医」の認知度が上がった証拠かな、と勝手に考えています。
 また、県ぐるみでの家庭医育成プロジェクト、ということで、
 他県や厚生労働省の担当の方が見学にくることもしばしば。
 来週には十数名の視察団がいらっしゃるようです。

5.外国から
 教授のお知り合いで、福島の家庭医療を見に来てくれる諸外国の家庭医も来てくれます。
 先日はロジャー・ネイバー先生が来てくださいましたし、
 私たちの海外視察で知り合いになったレジデントも来てくれたりしてます。


と、多彩な訪問者がいらっしゃるわけです。
出来る限りお見せして、様々な意見をいただけると嬉しいと思っています。
(もちろん、患者さんのケアに影響が出ないようにですが・・・)

ということで、見学などのご希望があればご連絡ください。お待ちしています。

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