2010年10月31日日曜日



福島の山頂には雪が積もったというのに、いまさらながらのサマー・フォーラム@三春の投稿です。
H先生から原稿を2~3か月ぐらい前にあずかっていながら・・・
本当にすみません・・・

以下、H先生の原稿です。
もう、玄侑宗久さんの映画も公開されてしまいました・・・

どうも。haya@町立三春病院です。

猛暑もやや落ち着きつつあり、クーラーを付けなくても何とか眠れるようになってきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?(もう大分過ぎてしまいましたが、、、)早速ですが、7月24-25日に行われたサマーフォーラム2010@三春の報告をしたいと思います。

24日(1日目)は毎月恒例のReflexion of the month(田渕先生)に引き続き、三春町在住・福聚寺住職であり芥川賞作家である玄侑宗久さん(!)に「到るところ青山あり」と題した特別講演を頂きました。人生の最期を過ごせる場が少なくなっている、CareとCureの視点から見た終末期医療の有り方についての話を聞き、今後の家庭医としての理想像について考えるきっかけとなりました。

特別講演後は、“三春の郷田園生活館”へ移動し、美味しいお酒を飲みつつ郷土料理に舌鼓!くじ引き大会では、玄侑さんの著書(サイン入り!)が景品となり、一同大盛り上がりでした。僕も一冊頂きました。「阿修羅」仕事が忙しくまだ目を通していませんが。家宝にします(笑 

25日目(2日目)は、Reflexion of the month(望月先生)を行い、その後、星総合病院耳鼻咽喉科診療部長の鶴岡美果先生に「嚥下障害(耳鼻科医・言語療法士と家庭医のより良い連携に向けて)」と題した教育講演を頂きました。家庭医として診療を行っていると、どうしても「嚥下」の問題を避けて通ることは出来ず、今後の耳鼻科との連携や、予防的ケアの質が向上できそうな内容でした。アクティブな病勢にあっても、全身状態(栄養状態)を低下させない(向上させる)ことの重要性を説かれたことが、非常に印象的でした。

 そんな2日間でした。遠くに離れていて、週に2回テレビ会議で顔を合わせているとは言え、直接会って話が出来る機会はとても貴重だなーと思いました。(個人的には(久しぶりにやった)司会が大変でした。えらい緊張しました。心臓に悪い笑 )

 最後に宣伝。「アブラクサスの祭」という玄侑宗久さんの著作が映画になって10月に公開されます!
(http://www.aburakusasu.com/index.html)スネオヘアーさんと、ともさかりえさんの共演で(色んな意味で)話題になっている映画。坊さんになることを運命付けられた禅寺の息子が、モラトリアムでライブをやるという素っ頓狂なストーリーですが、何だか面白そうです。こちらもぜひぜひ。

 長くなりましてすいません。ではまた。

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