2011年9月12日月曜日

第1回 家庭医療サマー・フォーラムin福島2011@喜多方

濃い~!!と言っても、濃いのは喜多方ラーメンのスープの塩分だけではない。
去る8月27・28日に開催された「家庭医療サマー・フォーラムin福島2011@喜多方」・・・本当に内容の濃い2日間だった。

1日目>
勉強の前にはまず腹ごしらえ、というわけで地元の方々に人気の某喜多方ラーメン店に昼ラー目的に並ぶ・・・
店頭には「ラーメンの 香りただよう 蔵の町」と刻まれた石碑が・・・
ていうか行列長っ!!!
危うくフォーラムに遅刻しそうだった。
<内容>
Reflection of the Month「腰痛の治療 ~トリガーポイントと腰痛体操~」
後期研修医4年目武田仁
慢性腰痛に対する腰痛体操の有効性と、急性腰痛に対する治療の選択肢としてのトリガーポイント注射について学んだ。日常診療からわいた疑問をベースに良くまとまったプレゼンに感心しつつ、日頃なんとなくやっているトリガーポイント注射も時に「アリ」なんだな~ということが確認できた。
Reflection of the Month「ポートフォリオで遊ぼう!」
後期研修医3年目佐藤寿和
日々の学びを効率よく楽しく記録にまとめるコツが提案され、参加者に支持された感じ。それにしてもS氏には「爆弾発言キング」の称号を与えたい!
③あっちゃんの考える診断学
助教 石井敦
あたらしいコーナーとして試行させてもらったが、結構盛り上がったかも・・・
正確な診断をする上で、思い込みの危険性を認識し、患者さんの訴えと症候を一つひとつ丁寧に検証することの重要性を再確認した。幸い没企画にならず、次回以降もやっていいということなので、家庭医らしい診断学を学べるセッションとして改良していきたい。
健診・医療・介護データの医療福祉政策への活用にむけて~その1~
 助教 田中啓広
 地域住民全体の健康指標を向上させるため情報抽出が期待できるデータを共有した。とても貴重なデータで今後の解析結果が楽しみである。
Cinemeducation
 葛西 龍樹 主任教授
 オータム・イン・ニューヨーク(2000
 予防医学から緩和医療に至るまで、家庭医の役割について深い議論が展開された。

懇親夕食会では、拷問クイズ大会!!
喜多方チーム・・・ホント怖ぇ~
旨い酒を飲み過ぎて、ついつい夜(午前様)ラーへ!
人はどうして締めのラーメンを求めるのだろうか?

2日目>
午前様ラーの影響で、楽しみにしていた朝ラーを断念!
無念・・・
7時にラーメン屋に普通に並んでる喜多方市民って一体・・・

<内容>
ジェネラリストと全人医療
後期研修医4年目武田仁
ジェネラリストの歴史から現代の医療における役割に至るまで深く掘り下げてた知見が示された。普段わたしたちが目指している医療が、とても格式高いもののように感じた。
福島県における家庭医と地域包括ケア
 地域・家庭医療学講座 高栁宏史
 県内各地の各家庭医療研修サイトにおける現状と問題点を明らかにし、今後の具体的方策について提案がなされた。道は険しいかもしれないが、まずは前に進むことを始めなければいけない。

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