2011年3月31日木曜日

 只見町退職辞令交付式

 東北地方太平洋沖地震により被災された方々に
 心からお見舞いとご冥福をお祈り申し上げます

 僕自身は、内陸の山間部で診療していたため大きな被害はありませんでした。
 離れて過ごしている妻と子も、大きな被害もありませんでした。
 ただ、もともと日本の秘境と言われてしまう只見町、陸の孤島と言われてしまう只見町は
 物流が遮断されると、もろいという面がありました。
 
 町で唯一の医療機関
 町で唯一の薬局
 そこにある薬剤や医材料が約5000人の頼りになる唯一の薬剤や医材料である
 いつ物流が回復するのかわからない中
 定期受診の方の処方量を制限し
 避難されてきている方の薬を処方したりしていました。

 施設長を務めている施設の避難してくる要介護者の受け入れなども連絡調整したり
 スタッフにも家族が被災し、スタッフのメンタル面のケアを行いながらの日々でした。
 
   
 いまはガソリンも手に入るようになり、薬も手に入るようになりました。
 もともとライフラインも被害を受けていなかったので
 通常の業務にもどったような状況でした。


 3月11日から2週間は本当にあっという間に時間が過ぎました。
 と、そんな風に落ち着く暇もなく今日の退職辞令交付式でした。


 2年間という短い間でしたが町の行政の方々には本当にお世話になりました。
 さらに、町から感謝状もいただきました。
 まだ、震災の影響もあり4月8日までは勤務を続けますが、
 2年間の只見町での経験をこれから赴く喜多方で活かしていこうと思います。
 

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