2010年6月24日木曜日

只見FaMReF。そして・・・



どうも、初登校・・・? 初投稿です。
今月の月例レジデントフォーラム(FaMReF)は、去る6月19日に福島県が誇る自然首都「只見町」で開催されました。
かく云う私も、(地域・家庭医療学講座所属3年目にして)実は「只見」初参戦でした。
住まいのあるいわき市を出発、長旅で寂しいので地域実習のBSL学生K君を半強制的?に車に乗せ3時間以上走らせて着いたところは・・・確かに「自然首都」でした。

フォーラムのトップバッターには、只見町国民健康保険朝日診療所循環器科の星野弘尊先生をお招きし、家庭医にとっても重要な「タバコについて」のレクチャーをしていただきました。タバコの有害性・禁煙外来の実際についてあらためて議論しながら、家庭医に出来る禁煙指導について学びました。
次に今年度から恒例のReflection of the monthでは、「病院の言葉を分かり易くする提案」ということで、W氏(当講座後期研修2年目)から国立国語研究所の取り組みを紹介してもらいながら、患者-医師間の知識のギャップへの配慮の重要性について深く議論しました。
さて、今回のメインイベントともいうべき「家庭医療と医療経済」では、昨年のいわきでのサマーフォーラムでも御講演をしていただいた、一橋大学国際・公共政策大学院教授の井伊雅子先生をお招きしてのレクチャーでした。国際的視野から日本の医療経済の現状と家庭医の役割について議論しました。井伊先生におかれましては、このために東京からはるか?時間の只見までお越しいただきありがとうございました。
トリをかざるのはもちろん葛西教授の「Cinemeducation」です。ミュージック・イン・ザ・ハート:Music Within(2007年)の1シーンを教材に、障害者に対して行われてきた差別の歴史を振り返りながら、家庭医として、各人の相違を認識・理解し合いながらケアをしていくことの重要性について議論しました。

学びを終えた勇者たちは、いざ決戦の地へ!
そう、宿命のオランダ戦を迎え、最強の焼き鳥が食べられるという居酒屋Mへ突入し店を占拠!
TVを完全包囲すると、あとは皆ただ好き勝手なことを言いながら大騒ぎ!
しかし、TS氏だけは冷静沈着に試合内容を評価していました。

翌日、前日の煮え切らない思いを癒したい有志たちは、森の生き字引K氏の案内のもと、白神山地を上回る規模のブナ林を沢伝いに散策しました。世界的にも極めて貴重な自然を全身で感じた後、K氏の御自宅でマトンの焼き肉をタラフク御馳走になり(無償で案内していただきながら御馳走にもなるとは意味不明ですが…)、「これで本当の福島県民になれた」というさわやかな気持ちで只見をあとにしました。BSLのK君も喜んでくれたよね? ウンウン

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