ちょっと僕にもいわせてください!
去る10月31日~11月6日にかけて、ハワイで家庭医療をみてきました。
これは東北高度医療人キャリアパスシステム 海外研修という制度を通して行きました。
東北の研修医を対象にし、国際交流と広い視野をもつ・英語でのコミュニケーション能力改善を目的としています。
葛西先生がコーディネーターでもあります。
今回の研修では、日本人でハワイの家庭医療研修を行っている人とのdinner、ヒロでの家庭医療(クリニック・病院)の見学、Jorn A .Burns School of Medicineのスキルラボでの実習などが行われました。
アメリカでのPrimary Careをまじかで体験して感じたのは、医療制度の違いでした。
アメリカは医療先進国のなかで唯一、全国民を対象とした公的医療保障のない国です。1/4ほど(27% OECDインディケーター2009)しか公的医療保障の対象ではなく、3/4は民間の保険です。
しかも医療単価が日本と比べモノにならないくらい高い。医療費対GDP比は16%(2008年)と2位と5%近く差をつけて単独首位です。外務省Hpにもコメントがあるほどhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/n_ame/ny.html。
それだけに投薬など医療行為に対しては常に効果と害を詳しく説明し、経済状況を加味しながら行っていく姿が印象的でした。
もちろん、インフォームドコンセントの重要性は日本でも高まっているが、日本はまだまだ不十分といわざるをえないとい感じました。
ほかにも、指導熱心な家庭医の先生、また地域医療に情熱を傾ける病院経営者などと話もできて、ここには書ききれないがとても勉強になりました。
日本の医療現場にいてはなかなか気付かず、海外に行って初めてわかることもやはりたくさんあるのだなと改めて感じました。
機会があれば、また海外研修にいきたい!
(右の写真はキラウエア国立講演で ぼるけーの♪)
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